▲国鉄80系電車において1950年から採用された、くさび型に二枚窓という正面スタイルは「湘南窓」「湘南スタイル」と呼ばれました。80系の存在や運用が非常に斬新だった事もあり、類似したデザインが大手私鉄だけでなくローカル私鉄にまで普及。この時代の高性能車・新性能車・旧型機器流用車などに、こぞって採用されました。ゆとりある二枚窓の運転台は運転士だけでなく、背後にかぶりつく乗客からも歓迎されています。しかし地下鉄乗り入れや長編成に伴う貫通路の必要性が出てくると、次世代系列では早くも貫通路が採用されました。これら湘南スタイルも既に大都市の鉄道どころか、譲渡先のローカル私鉄でも僅かしか見られなくなり、過去の記録となりつつあります。
▲扱う車両については「くさび型」「独立した二枚窓」でなくとも、基本的には二枚窓であれば結構です(外部リンク「湘南フェース探検団」参照)
▲外部リンク
・Wikipedia
http://
・湘南フェース探検団
http://
▲主な湘南スタイル車両
・国鉄:80系電車,EF58,キハ44000,DD50
・関東:京成1600系,東武5700系,西武501系,京王2000系列,小田急2200系,相鉄5000系,東急5000系,京急600系
・関西など 名鉄5000系,南海21001系,近鉄800系,京阪500系,阪神3011系,神戸電鉄300系,西鉄1000系