短調の曲の終わりに突如現れる救いの音。
ピカルディ終止を簡単に説明すると、
短調の曲の最後に長調を感じさせる和音を使うことです。
中世ヨーロッパ教会旋法の考え方によると、
短調は「人間の世界」、長調は「神の世界」を象徴するもので、ピカルディー終止は「神の世界」への救済を予感させるために当時頻繁に使われたのだそうです。
(ちなみにPicardie はフランスの地方名)
そんな終わり方が好きな人、
救われた気持ちになる人、
普通に終わるよりピカルディー終止を選ぶ人、いませんか?