コンスタンティン・シチェルバコフ
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コンスタンティン・シチェルバコフ(Константин Щербаков, Konstantin Scherbakov, 1963年 - )は、ロシアのピアニスト。アルタイ地方の主都バルナウルで生まれた。
11歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏しデビュー。その後、モスクワ音楽院でレフ・ナウモフに師事した。数々の有名コンクールを制覇した後、1983年の第1回ラフマニノフ国際コンクールで優勝した。1990年、第20回オソロ室内楽音楽祭(Chamber Music Festival of Asolo)でラフマニノフの全曲演奏を行い、スヴャトスラフ・リヒテルに称讃された。1998年から、スイスのチューリヒ音楽大学で教授職に就いている。
現代の技巧派ピアニストとして知られ、これまでに、フランツ・リストの編曲によるベートーヴェンの交響曲全曲(NAXOS)、ニコライ・メトネルのピアノ協奏曲全曲(NAXOS)、レオポルド・ゴドフスキーのピアノ曲全集(未完成、Marco Polo)、セルゲイ・リャプノフの超絶技巧練習曲全曲(Marco Polo)、ヨハン・シュトラウス2世編曲集(EMI classics)など多くの難曲を録音している。
* 公式サイト
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