Nasのお蔵入り音源やDL配信オンリーの音源、アナログ限定ヴァージョンなど20曲収録のレアトラック集。注目はなんといってもNIKEのスニーカー25周年を記念して制作されKanye West、Krs One、Rakimらが参加し話題を呼んだ「Classic (Better Than I've Ever Been) -DJ Premier Remix」でしょう。さらに『Hip Hop Is Dead』収録の「Where Are They Now」のリミックス(80s Remix)や、アカペラだった「Hope」にトラックがついたヴァージョン、Firmの名曲「Firm Biz」のリミックスも収録と鼻血ブーものの収録内容。
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ジャンル: ダンス&ソウル
フォーマット: CD
組み枚数: 1
発売日: 2008年07月14日
カタログNo: 1775276
レーベル: Def Jam
発売国: International 物議を醸した『Nigger』というタイトルを結局、取り下げることになってしまったNasの9thアルバムの発売が決定した。プロダクションはSalaam Remi、No.ID、Sean C & LV、Jake One、L.E.S.、Buckwild、Stic.man、DJ Toomp等の名前が挙がっている。既にSalaam Remiが手がけた「Be A Nigger Too」がリーク済み。「Nigger」という単語が頻繁に出てくるシリアスなリリックで話題を呼んだばかり。また奴隷制/人種差別に対しての強烈なメッセージがこもった「N.I.G.G.E.R. (Slave And Master)」等もリークされている。前作『Hip Hop Is Dead』に続き、当初予定されていたタイトル『Nigger』に負けない非常にヘヴィな作品なりそうだ。
1973年NYのクイーンズブリッジ生まれ。本名、Nasir Ben Olu Dara Jones。名前からもわかる通り、NasはミュージシャンのOlu Daraの息子である。Nasのラッパーとしてのキャリアは、Nasty Nasの名で参加したMain Sourceのポッセ・カット“Live At The BBQ”(91年)の激しいラップ合戦から始まり、以降MCサーチ“Back To The Grill”(92年)、ソロ・デビュー・シングル“HalfeTime”(93年、OST「Zebrahead」収録)を経て、94年のモンスター・アルバム「Illmatic」で本格的なキャリアが始まる。
「Illmatic」は90年代を代表するベスト・ヒップホップ・アルバムと言っても過言ではない程、物凄い面子が揃った。当時のヒップホップ・シーンで最も熱い視線が集中していた東海岸のクリエーター達、DJ Premier、Pete Rock、The LargeProfessor、Q-Tip、L.E.Sのプロデュースの下、Nasはこれぞヒップホップたるやというアルバムを作ったのだった。当初はRakimのフォロワーと言われていたNasだが、彼のリリックはあくまでリアルを求めていた。後のインタビューでこんな言葉がある。
「オレがやっているように常にハードコアをリプリゼントしていれば、リアルMCとして人々の記憶に残るんだ。そう、オレはリアルMCと呼ばれたいんだよ」
その後、Lauryn Hillとの共演となる“If I Ruled The World”をフィーチャーした「It Was Written」(96年)、AZやFoxy Brownらで構成されたプロジェクト=The Firmの「The Firm」(97年)、“Nas Is Like”“Hate Me Now”のスマッシュ・ヒットを生んだ「I Am...」(99年)、表題曲や“You Owe Me”がクラブで支持された「Nastradums」(99年)をリリース。同じ年に2枚も発表したのは、本来2枚組でリリースする予定であったが、レーベル側の意向でシングル・アルバムとなったといういきさつがある。前者はストリート向け、後者はポップ・マーケット向けというように。その後もミリオン・セールスを記録した“Oochie Wally”の衝撃も記憶に新しいクイーンズブリッジのコンピレーション「QB Finest」(00年)への参加など精力的な活動を展開している。
2001年12月に発表された5thアルバム「Stillmatic」では、米ソース・マガジンで久々のマイク5本を獲得し、再びNas旋風が全米中で起きた。そのタイトルが示す通り自らの原点を確認するような内容であり、7年降りにLarge Professorと顔合わせとなった。Swizz Beatz制作でMary J. Bligeが参加した"Braveheart Party" やTears For Fears使いの"Rule"などヒップホップという括りにおさまりきらない作品となった。彼はラッパーというよりリリシストとして、そのスキルの高さをさらにネクストレベルなものにしてしまったようだ。
この作品の頭でもJay-Z をディスしまくったように、現在でもNasとJay-Z のバトルは音楽業界を巻き込みヒップホップ・シーンの大きな台風の目となっている。Jay-Zはステージやラジオで決着をしかけたりしたが、Nasは作品での戦いを望んだ。
そして2002年末、遂に同時期にNasのニューアルバム「God's Son」とJay-Z の新作「Blueprint 2 - The Gift And The Curse」がリリースされる!NasはLarge Professor、トラックマスターズ、L.E.S.、ロックワイルダー、DJ Premierをプロデューサーに迎え、Irv GottiやAshanti、Ja Ruleがゲスト参加する予定だ。一方、Jay-ZはNeptunes、Dr Dre、Timbaland、ケイン・ウェストを迎え2枚組で対抗する!
ネルソン・ジョージが「ヒップホップ・アメリカ」でヒップホップ・アーティスト同士が罵り合うことは、その昔、黒人差別の最も深刻であった時代の白人の娯楽のためのボクシングのようだと示唆していた。そして多くのヒップホップファンは危惧する。このバトルがヒートアップし2人があの2 Pacやビギーのような事件に巻き込まれしまうのではないかと。ファンの一人としてこのバトルが作品の上だけで行われるよう静かに見守りたい...。
古くからヒップホップを聴いてきたリスナーから特に支持者の多いMC、Nasがかつてのビーフの相手である帝王Jay ZのDef Jamに移籍し、『Hip Hop Is Dead』という過激なタイトルのアルバムを発表してから約1年半、ソニーからのベスト盤をはさみ、スタジオ・アルバムとしては9枚目、Def Jamからは2枚目となるアルバムを7月にリリースする。
当初発表されていたタイトルは『Nigga』。その後『Nigger』と改めたが、このタイトルがNasの意図している事とは別に、黒人差別になるとして激しい論争に発展。 NAACP(全米黒人地位向上協会)が難色を示しただけでなく、あのホワイトハウスも注目しているということから、ショップにCDを置いてもらえなくなるという事態を避け、NasとDef Jamはタイトルを変更することを決断。『Untitled』としてニューアルバムを発表することになった。
アルバムからはリード・シングルとなる「Be A Nigger Too」をはじめ、既に数曲がネットでリークされており、シリアスでヘヴィなリリックが話題を呼んでいる。
今回の『Nigger』騒動もそうだが、次期大統領選挙でオバマ氏優勢と言われている今のアメリカの状況もあるのか、改めて人種問題や社会問題に対し提言し、アイデンティティを強く意識した動きや発言がヒップホップ・シーンで明らかに活発化している
そんな動きの急先鋒であるNasがニューアルバムでオバマ氏並の支持率を得ることが出来るか。それとも単なるパフォーマンスで終わってしまうのか。非常に気になるところだ。
正式なリードシングルは、 Polow Da Donがプロデュースした「Hero」。また、DJ Green Lanternが手がけたミックス・テープ『Nigger Tape』が2タイプのジャケットを用意してストリート向けにリリースされる。このミックス・テープとニューアルバムには2 Pacをサンプリングした「Black President」を収録する予定とのこと。 Rik Cordero監督による「Be A Nigger Too」のPVもO.A.。ニューアルバム発売に向けて、計算されつくしたプロモーションが続いている。http://
トラックリスト(予定)
1. Queens Get The Money 2. You Can’t Stop Us Now 3. Breathe 4. Make The World Go Round 5. Hero 6. America 7. Sly Fox 8. Testify 9. N.I.*.*.E.R. (The Slave and the Master) 10. Untitled 11. Fried Chicken 12. Project Roach 13. Y’all My Ni**as 14. We’re Not Alone 15. Black President
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プロデューサー(予定)
Cool & Dre、Salaam Remi、Polow Da Don、StarGate、DJ Toomp、Mark Ronson、Green Lanternhttp://
ゲスト(予定)
The Game、Busta Rhymes、Chris Brown
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メンバーの参加コミュニティ
困ったときには