1988年にカリフォルニア州のロングビーチで結成されたミクスチャー・バンド、パンクにレゲエ、スカ、ヒップホップなどを取り込んだ独特のサウンド。
1996年にvo&gのブラッド・ノウェルが亡くなって解散。
生き急ぐゆえに"死"が接近していることに気づかない。
そして多くのミュージシャンが選んでしまった早すぎる死――。サブライムのフロントマン、ブラッドリー・ジェイムス・ノウェル(vo&g)の死(96年5月25日)はあまりにも突然であまりにも悲しすぎるものだ。
『40オンス・トゥ・フリーダム』『ロビン・ザ・フッド』『サブライム』という3枚のアルバムを発表した彼らは、スカ/レゲエ/パンクというスタイルを駆使し、「マリファナとビールと音楽があればサイコー!」とばかりにリラックスしたサウンドを展開。
太陽が燦々と照りつける下で生まれたホット&クレイジーな楽曲は、多くのキッズに支持され、いまや伝説として語り継がれている。
またノウェルの死後、エリック・ウィルソン(b)とフロイト・"バド"・ゴウ(dr)の二人は「ロング・ビーチ・ダブ・オールスターズ」を結成している。
―――名曲「サンテリア」の憂いをたたえたメロディとブラッドの無邪気な歌声は涙なしには聴くことができない。