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薔薇と海賊

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詳細 2012年7月14日 13:54更新

三島由紀夫の戯曲『薔薇と海賊』について語り合い、情報交換する場です。

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≪群像≫昭和三十三年五月号に発表。同年五月に、単行本「薔薇と海賊」として、新潮社より初めて刊行された。

昭和三十三年七月八日〜二十七日、文学座第七十五回公演として、東京・第一生命ホールで初演された。
(演出/杉浦竹夫 装置/真木小太郎 音楽/黛敏郎 照明/穴沢喜美男 舞台監督/鈴木邦雄 出演/杉村春子、芥川比呂志、岸田今日子、中村伸郎、北村和夫、宮口精二、三津田健、丹阿弥谷律子、ほか)

上演の予告に、作者は次の文章を寄せている。

≪制限漢字の世の中に「薔薇」といふ字の題をつけたのは、この字に執着があるからで、よく見てごらんなさい、「薔」といふ字は薔薇の複雑な花びらそのままだし、「薇」といふ字はその葉っぱみたいに見えるではないか。
 この芝居の筋はニューヨークでひまなときに、頭の中でこねくりまはしてゐたものであるが、最初に何からインスピレーションを得たかといふと、多分、昨年九月に紐育へ来演したロイヤル・バレエ団(旧サドラース・ウエラス・バレエ団)の「眠れる森の美女」を見たときからだとおもはれる。私が想を得たのは終幕のディヴェルティスマンであるが、どういふ風に想を得たかは、舞台をよく御覧下さればわかると思ふ。
 筋を話すのはやめにして、ただヒロインの女優童話作家、童話ファンの白痴の青年との恋愛劇だと言つておかう。私は今まで恋愛劇といふものを書いたことがなく、それといふのも、愛の言葉としての現代日本語は、舞台で語られると、くすぐつたくなるからである。この作品のやうな特殊な状況を設定すれば新劇でも、ロマンチックなラヴ・シーンが見せられるのではないかと思ふ。
 しかし、「鹿鳴館」をロマンチックな芝居とすればこの「薔薇と海賊」は、私流にずつとリアリスティックな芝居である。≫(「薔薇と海賊について」≪毎日マンスリー≫昭和33・4)

─ 新潮社発行「決定版 三島由起夫全集 23」より引用 ─
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■上演記録
○ 1958年7月8日〜27日 劇団文学座@第一生命ホール
○ 1958年7月31日 劇団文学座@京都弥栄会館
○ 1958年8月1日〜4日 劇団文学座@大阪毎日ホール
○ 1958年8月5日〜8日 劇団文学座@神戸国際会館
○ 1970年10月22日〜11月3日 劇団浪曼劇場@紀伊國屋ホール
○ 1970年11月9日 劇団浪曼劇場@大阪毎日ホール
○ 1996年7月3日〜8日 演劇集団円@紀伊國屋ホール
○ 2002年9月13日〜15日 劇団螺船@明治大学駿河台校舎11号館2Fアートスタジオ
○ 2007年7月12日〜16日 向陽舎@シアター風姿花伝
○ 2007年11月2日〜9日 サロン劇場@紀伊國屋ホール

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2007年5月12日

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カテゴリ
学問、研究
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