「ANA+OTTO アナとオットー」で知られるスペインの映画監督、フリオ・メデム監督について語り合いましょう!個人的には「ルシアとSEX」の方が好きなんですけどね。
フリオ・メデム
1958年、スペインのサン・セバスチャンで生まれる。17歳で短編映画の制作を始める。バスク大学で精神医学を学んでいる間、サン・セバスチャンの新聞「La Voz de Euskadi」に映画の記事を書くとともに、その他出版物も出していた。85年に医学修士を取ったのち、プロとして映画製作の仕事を行い、短編でふたつの賞を受けている。その後、92年に『Vacas』で長編映画の監督としてデビューし、高い評価を得る。93年には最優秀新人監督としてゴヤ賞を獲得。この映画は英国映画協会から「英国で発表された最も独創性が高く、創造性の高い映画」に対して与えられるスサーランド・トロフィーを獲得。また、92年東京国際映画祭ヤングシネマコンペティションでは東京ゴールド賞・都知事賞を受賞。その他にも、トリノのジオヴァス国際映画祭で最優秀映画賞など多数の映画祭で賞を獲得している。2作目の『La Ardilla roja』は、93年カンヌ国際映画祭のフォートナイト週間で上映され、最優秀外国映画に与えられる審査員特別賞を獲得。この作品に感銘を受けた故スタンリー・キューブリック監督は、自ら手配してプリントを購入。非常に重要で意味の深い素晴らしい映画であると、メデムの才能に対して惜しみない賞讃を贈った。メデムはデンバー国際映画祭でも、映画の芸術性の高さを認められる特別賞を受賞。続いて3作目の『Tierra』は96年カンヌ国際映画祭でオフィシャル・セレクションに選ばれた。4作目にあたる本作『ANA+OTTO』は、99年ゴヤ賞の最優秀オリジナル脚本賞にノミネートされた。本国スペインで興行成績歴代第3位という大きな成功を収めた後、全米で99年4月に公開され、「ヨーロッパの新しい才能」と大きな話題を呼んだ。
(『ANA+OTTO』プレスより引用)