PC-FXの傑作ムービー格闘、「バトルヒート」を愛する熱き魂の集い。
完全相殺の応酬で腕がもげるまで戦え!
*バトルヒートとは:
NECのゲームコンソール「PC-FX」の本体と同時発売されたゲーム。
北斗の拳を思わせるやたら暑苦・・・いやアツイキャラクターがフルアニメーションムービーで格闘するという斬新な内容でした。
おなじみの波動拳コマンドや昇竜拳コマンドを入力すると、即座に対応したムービーが流れるという技術はすばらしいものでした。(当時はバッファになるような広大なメモリ空間は無い)
上・中・下段、そして距離の概念が徹底されており、気を抜けない攻防が楽しめます。
このゲーム最大の特徴は「相殺システム」にあります。
相手の攻撃と同段の攻撃をタイミングよく入力することで9回まで弾き合いが可能です。10回目にはガードしかできません。
つまり、最終的に全相殺した場合、攻撃をしかけた側が10段目を必殺技にすれば防御側の体力を削ることが可能です。
このシステムには重要な追加要素があります。
それが「最後の1ドットは必殺技でも削れない」という部分。
これがどういうことかというと・・・達人同士の対戦になると、勝負のほとんどが相殺と削り、そして最後の1ドットは気力が尽きたほうが負け、という勝負が繰り広げられるのです。
時には1時間を超える攻防となることも。
この熱いシステム、今導入してもアーケードで盛り上がるのではないでしょうか。