いきなり消えてしまったので。
「セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦」から。
非常に壮絶なストーリーである。ここまでこのシリーズを楽しんできた視聴者は、愛着のあるキャラクター達が次々と倒れていく姿に思わず涙を誘われてしまう。各セーラー戦士達の最後のシーンの描き方も秀逸で、結果として各キャラクターの最大の見せ場となっている。またこの回の序盤の描き方は相変わらずのギャグ調であり、そのことが後半の壮絶なストーリーとの対比をなしている。またギャグの中に各キャラクターの想いが描かれており、視聴者の思い入れを増やさすことになる。
亜美と並んで、非常に濃い描写をされていたのがレイです。まず彼女がうさぎに「けんかばかりしてたけど、楽しかったわ。」と語り掛けるシーンは、うさぎを思う心と彼女の決意を示すすばらしいシーンです。今までうさぎと一番よくケンカをしたけれども、実はうさぎのことを一番思っていたのは彼女だったかもしれません。それだけに、彼女は一番最後までうさぎを守ってきましたが、美奈子も倒れた今となっては、次は自分であることを覚悟したのでしょう。しかしそれでもうさぎに心配をかけまいと、わざと明るく敵に向かっていくところも彼女らしいです。そしてその戦闘はいかにも彼女らしさを思わせる、非常に激しいものでした。うさぎを襲おうとしたDDガールズの1人を焼き尽くした後、完全に力尽きたと思わせる状態から、最後の力を使ってDDガールズの最後の1人を葬るシーンは最大の見せ場でしょう。また「雄一郎とキスしとけばよかった・・。」と最後の最後になって、素直な心情を見せます。日頃強がって、意外と本心を見せないところがある彼女が、最後に見せた素直な呟きは、視聴者の涙を誘います。
なおこの回ではうさぎの声は、病気で入院した三石琴乃に代わって荒木香恵が演じています。彼女は後にこの時の活躍が認められたのか、ちびうさ役でもう一度この作品に復帰します。なお、キャスティングが変更になった時は、キャラクターに違和感が生じないかが問題になりますが、この場合に限って言えば全く違和感のようなものは感じられません。また三石琴乃はこの最終回に出れなかったのがよほど悔しかったのか、後にアニメイトカセットコレクション3巻に三石琴乃版セーラームーン最終回を収録しているので、三石ファンは一聴しておくべきでしょう。
web検索:白鷺館別館 セーラームーンページ から引用。(御本人に了解済みです。筆下手の私には、とてもありがたいです。(人-)謝謝(-人)謝謝) )
×gif動画の無断使用は御遠慮下さい。×
コミュニティーリンクフリー。
トピは自由にたてちゃってくださいね