ミレーヌ・ドモンジョ(Mylène Demongeot、本名Marie-Hélène Demongeot1936年9月28日 - )は、フランス・ニース出身の女優である。
17歳で映画デビューし、魔女狩りを描いたアーサー・ミラー作『るつぼ』を映画化したレイモン・ルロー監督作『サレムの魔女』(1956)で邪悪な娘アビゲイル・ウィリアムズを演じて脚光を浴び、翌57年カルロヴィ・ヴァリ映画祭の最優秀女優賞を受賞。1958年には英国BAFTAの有望若手女優賞の候補となる。以来、『悲しみよこんにちは』『女は一回勝負する』(1957)、『お嬢さん、お手やわらかに!』(1958)、『黙って抱いて』『狂った夜』『上と下』(1959)、『ローマの恋』『サビーヌの掠奪』『全戦艦を撃沈せよ』『マラソンの戦い』『黒い狼』(1960)といった映画に次々と出演してフランス本国のみならず、日本でも大人気となる。その後、『ファントマ』シリーズなどにも出演したが、再婚後の出産などで活動をセーブし、舞台やTVにも出演するようになった。
親日家であり、日本映画『ヨーロッパ特急』、『東京タワー』(原作:江國香織)にも出演している。
夫は、作家ジョルジュ・シムノンの息子で監督のマルク・シムノンで、彼の演出したTV映画にも度々出演している。
※なお、タイムボカンシリーズ・ヤッターマンのドロンジョさまのモデルになったと言われている人物。
また、峰不二子のモデルとされるマリアンヌ・フェイスフル、山吹みどりのモデルとされるマリリン・モンローをリンクしました。