宇宙のなんでも屋「竹尾ゼネラルカンパニー」の社長となった小学生・竹尾ワッ太が、地球最強のロボット「トライダーG7」と共に、カバール帝国の地球侵略に立ち向かう。立ち向かうといっても、民間企業である竹尾ゼネラルカンパニーにとって、地球防衛はあくまでも仕事のひとつ。国防省や他の企業からの依頼を受けて、業務として侵略者と戦うのである。会社の所有物であるトライダーG7は、創業者であるワッ太の父・道太郎が、漂流していた宇宙人を助けたお礼にもらったもの。だが、火星の採掘現場で発生した事故が原因で道太郎は死亡し、まだ小学生のワッ太がトライダーG7と代表取締役社長を引き継いだのだ。小学生社長が巨大ロボットに乗り込み戦うという破天荒な設定と、民間企業であるがゆえに採算を気にしなければならないというリアリズムの組み合わせが絶妙。子どもから社会人までが楽しめる、奥深さを持った作品である。