マスプロダクツの中でいかにアート性高いものを創造できるかに焦点を置いて活動を続けるロン・アラッド。中でもトム・バックは秀逸の出来です。一枚のポリプロピレンとスチールの脚だけというこの上ないミニマルなチェアは、圧倒的な存在感を発揮します。単体として十分な存在感とインパクトですが、複数揃ったときには周囲の環境との調和が図られるなど、単体、複数両方での表情の違いが楽しめます。
Ron Arad(ロンアラッド)
1951年 テルアビブ(イスラエル)に生まれる
1971-73年 エルサレム・アカデミー・オブ・アートで学ぶ。
1981年 コベントハーゲンに建築デザインオフィス“One off LTD.”を設立。
1988年 “ビッグ イージー”を発表。
1989年 チョークファームに”Ron Arad Associates Ltd.”を設立。
1994-97年 ホシュール(ウィーン)の大学で家具デザインの教授を務める。
1997年 ロイヤルカレッジ(ロンドン)にて家具デザインの教授を務める。
1996-98年 ミラノにて”Ron Arad and Ingo Maurer”展。
ミラノにて”Not Made by HandNot Made in China”展。
2000年 ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(ロンドン)にて”Before andAfter Now”展。Awards(賞)