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食堂車

食堂車

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詳細 2017年5月18日 06:37更新

日本では北海道へ行く夜行列車にしか連結されなくなった食堂車。ヨーロッパなど海外では縮小傾向にあるものの未だに国際列車を中心に連結されております。食堂車での思い出をつづってください。

〈食堂車〉

食堂車(しょくどうしゃ)とは、鉄道の客車(鉄道車両)の一種で、広義には車内に調理を含む供食設備を設けているものをいう。

日本国内で食堂車を連結する理由に以下のものがあげられる。

1.長距離列車として運行されるため、食事時間帯と重なることから乗客への供食という観点。
2.運転距離としては最長2 - 3時間程度ではあるが、乗客へのサービスの一環として。
前者は日本全土に建設・運営を行ってきた日本国有鉄道(旧・国鉄)→JR各社に連なる私営鉄道・官営鉄道によるものに多く、後者は地方鉄道法・軌道法による都市間ないしは観光鉄道が起源とした20世紀後半以降現在に連なる私鉄・民鉄によるものが多い。

2010年現在運行されているものでは、夜行列車の「北斗星」・「カシオペア」・「トワイライトエクスプレス」にのみ連結されているスシ24形がナシ20形の電化調理設備と客席を基本的に踏襲している狭義の本格的食堂車である。
スシ24形はもともと24系客車に存在したオシ24形とは全く別の車両で、485系電車のサシ481形・489形からの改造編入車であるため、寝台車特有の高い屋根から一転して低屋根にAU13形分散式冷房装置の並んだスタイルのほか裾絞りの車体など異彩を放っている。

JR九州の「ゆふいんの森」で運用されるキハ71系・キハ72系にはビュフェが設置されているが、食堂車を示す車両記号「シ」は使用しておらず全室普通車の「キハ」となっている(詳細は後述)。また肥薩線の「SL人吉」用客車であるオハ50 701にビュフェが設置・営業されている。

JR北海道ではSL冬の湿原号やSL函館大沼号にはスハ43系客車の座席車を改造した「カフェカー」スハシ44 1が連結されているが、飲料などの販売のみで、通常の料理の調理・提供は行っていない。また同社には「バーベキューカー」ナハ29000形が在籍する。

北斗星・カシオペア

「北斗星」(グランシャリオ)・「カシオペア」(ダイニングカー)の両食堂車は、出発時より21時すぎまでの間は「ディナータイム」として和洋食ともコース料理のみの予約制営業である。ディナータイム終了後、21時30分ごろ(利用状況により変動あり)から23時(オーダーストップは22時30分ごろ)までは「パブタイム」となり、列車利用者であれば予約なしでも利用できる。ハンバーグステーキやビーフシチュー(単品・定食)・スパゲッティ・カレーライス・ビール・ワインなどのドリンク類などが用意される。ただし、食材は上野でしか積み込まないため、上りの札幌発では売り切れか売り切れ間近となっていることも多い。

翌朝6時30分より朝食営業を行っており、こちらは予約なしで利用が可能。メニューは和定食・洋定食・ドリンク類などが用意される。現在はおかずを統一しているため、おかず以外ではご飯・味噌汁(和定食)かパン・スープ(洋定食)のどちらかを選択するだけとなっているが、かつては和定食は積込食数が少なく、早めに売り切れることも多かった。

トワイライトエクスプレス

「ダイナープレヤデス」「トワイライトエクスプレス」の食堂車「ダイナープレヤデス」は、17時30分から21時ごろまでを乗車前からの予約定員制である「ディナータイム」とし、季節ごとに内容の変わるフランス料理フルコース(1万2000円)を提供している。
以後、21時ごろから23時ごろまでを上記の「北斗星」・「カシオペア」と同様に「パブタイム」とし、ビーフピラフの他、ビールやワインなどドリンク類、地鶏のから揚げやフレンチポテト、ミックスナッツといった軽いおつまみを提供している。なお、「北斗星」・「カシオペア」とは異なり、和風日本海懐石御膳(6000円)は食堂車で食べることはできず、ルームサービス(A寝台のみ)かサロンカーなどで食べることになっている。

この他に車内でのみ販売するプレヤデス弁当(1500円)は、オーダー後に食堂車の厨房で調製したものを提供する。

翌朝6時から9時までは「モーニングタイム」となっており、和・洋の朝食を提供している。30分刻みの定員制であり、希望者は乗車後に車内で和食・洋食のいずれかと利用時間を予約をすることになっている。

ただし、和定食は数が限られており、予約の聞き取りは1号車より行うため(ウエルカムドリンクサービス時)、B寝台乗車の場合は和定食を予約できない事もある。

大阪発では13時から16時まで、ビーフシチュー、カレーライスやサンドイッチなど品数限定ではあるが「ランチメニュー」を提供しており、現在の日本の列車で朝昼夕3食を提供する唯一の列車である。一方、札幌発は14時台と遅いため「ティータイム」として発車後から16時ごろまでコーヒー紅茶程度のみ提供している。

ゆふいんの森

「ゆふいんの森」の場合はビュフェであるが、目的地の由布院まで博多からでも2時間程度のため、移動中の喫茶店としての側面が強く、食事メニューの提供は駅弁と軽食に限られる。かつてはカレーライスやスパゲッティなど温かい食事メニューも充実していたが、現状は地ビールなどの飲料やおつまみ程度に限られており、温かい食事メニューは「あんかけ堅焼きそば」のみとなっている。

東武鉄道


ビュフェコーナー東武鉄道では日光線特急スペーシア「けごん」・「きぬ」でビュフェサービスを行っている。

戦前に展望車「トク500形」に供食設備を備えさせ、最後尾に連結したことが起源である。第二次世界大戦の激化に伴い列車そのものが廃止されたが、戦後には5700系・1700系の売店で茶菓の販売を再開。固定編成を採用した1720系DRCで本格的なビュフェを初めて採用。1990年デビューの100系(スペーシア)では、座席までスタッフが運ぶ「シートデリバリーサービス」を導入した。しかし、人件費などの問題からデリバリーサービスについては1995年に廃止されており、現在では列車発車直後にメニューを配り、希望乗客はビュフェに出向き購入する売店形式に変更された。

なお、一部列車とJR線に乗り入れる「スペーシア日光・スペーシアきぬがわ」では営業休止。200・250系による伊勢崎線特急「りょうもう」および300・350系による日光線特急「しもつけ」・「きりふり」・「ゆのさと」にはビュフェの設置はなく、清涼飲料水の自動販売機が設置されているのみである。

小田急電鉄 [編集]

小田急電鉄では1935年の「週末温泉急行」運行で茶菓のサービスが車内販売形式で行われたが、戦中に列車とともに廃止。戦後1948年に1910形でロマンスカー運行が復活した際に「走る喫茶室」の愛称で軽食茶菓のシートサービス[34]を再開した。これらの運営スタッフは日東紅茶が1948年の再開時から、森永エンゼルが1968年から参入し担当した。

しかし、以下の理由により1995年に上述サービスは一旦廃止となった。

30000形「EXE」の増備により3100形「NSE」が廃車。同時にドアの開閉要員でもあったシートサービス要員が減少。
箱根・江ノ島地区への行楽客輸送特化から、通勤・通学・買い物客の利用が主体になり、注文を受けてから提供まで時間がかかる「走る喫茶室」のサービスが実態と融合しなくなったことから利用客が減少した。
これらにより車両販売が代替する結果となったが、「ロマンスカーの復権」を合い言葉に2005年にデビューした50000形「VSE」ではシ−トサービスを復活させている。

また、厨房設備としては冷蔵庫・コーヒーメーカー・ビールサーバーなどは備えているものの、コンロなど加熱調理できる機材はない。

ひたちなか海浜鉄道

鹿島臨海鉄道とひたちなか海浜鉄道では2010年3月21日、22日の2日間、「メイドトレイン」を運行した。これは秋葉原などで多い、いわゆるメイド喫茶を列車内で行おうという試みであり、鹿島臨海鉄道では7000系マリンライナーはまなすを用い、ひたちなか海浜鉄道では旧型気動車を用い開催した。車両には特別な改造などは行わず、形式変更も無くあくまで車内販売として行われたが、マリンライナーはまなすではビールサーバーも設置し、生ビールの販売も行われた。また、車内販売のワゴンはJR西日本特急やくもで使用していた物の譲渡品であった。

本来食堂車とは乗客に対するサービスの一環として提供されていたものだが、「メイドトレイン」は乗客誘致を目的としており、乗車することそのものを目的とする、逆転の発想である。

アメリカ合衆国

アムトラックのほとんどで供食設備を備える。夜行列車ではコース料理を提供する食堂車を連結しており、中距離列車もカウンターとテーブル席を備えたホットドッグやサンドウィッチを提供するカフェ・カーを連結している。運転時間が長大であることと、駅構内の売店が少ないことなどがその理由である。カナダの旅客列車を運行するVIA鉄道においても事情は同様であるが、中距離列車では、供食車両を設ける代わりに航空機の機内食同様の食事のシートサービスが行われている。

ヨーロッパ

西ヨーロッパでは日本と同様、食堂車は減少・簡略化傾向にあるが、その様相は国ごとに異なる。

フランスでは、かつて「ル・ミストラル」などの優等列車ではフルコースのフランス料理が提供されていたが、夜行列車を含めてサンドウィッチ程度の軽食を提供するビュフェ車以外は全廃されている。ドイツ・イタリア・スペインなどに向かう国際列車に食堂車を連結するものがあるが、これらはすべて乗り入れ先の国側の鉄道事業者が運営するものである。ユーロスターなど一部の高速列車では狭義の食堂車は連結されていないが、2等車乗客向けにビュフェ車が連結されており、1等車の乗客には座席に飛行機の機内食同様の配膳サービスが行なわれている。

ドイツでは、食堂車の慢性的な経営難により、国際列車や夜行列車を除く本格的な食堂車のビュフェ車(ビストロ)への改装が進められている。メニューは、他国に比べると豊富で経営規模も比較的大きい。

一方、イタリア・スイス・スペインでは昼行列車の食堂車のてこ入れが積極的に行われている。ユーロスター・イタリアの食堂車は本格的な厨房設備を擁する。スイスではファストフード店に似た供食設備を持った車両の試みも行われているほか、一部私鉄の列車にも食堂車が連結され大手私鉄のレーティッシュ鉄道では10両以上の食堂車を保有し、氷河急行などの特別列車のほか通常の急行列車の一部にも食堂車が連結される。スペインでは、国内の長距離列車・国際列車などでのフルコースメニューを中心としたサービスが継続されている。

西ヨーロッパの夜行列車の個室寝台車では、簡単な朝食のサービスを行う列車が多く、朝食料金は寝台料金に含まれている場合が多い。夜行列車の夕食・朝食時刻は前夜指定するのが通例だが、客席まで朝食が届けられる場合と夕食同様に指定した時刻に食堂車へ客が赴く場合の2種類が存在する。

(フリー百科事典「ウィキペディア」より)

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