牛の第四胃を愛すのものコミュニティ。
ギアラ(ぎあら)は、牛の第四胃(しわ胃、アボマズム)の俗称で「ギャラ」「赤センマイ」とも称される。
また英名を"abomasum"ということから、「アボミ」とも呼ばれることもある。
ギアラは単に牛の4つの胃袋の内の一つと思われがちだが、ミノ、ハチノスのような反芻胃ではなく、また唯一胃液を分泌することから生物学的、本来的に胃と呼べる器官であり、他の3つの胃は反芻動物としての進化の過程で食道が変化したものである。
また、ギアラは仔牛の生誕時には4つの胃袋のうちの約70%の体積を占め、成長とともに第一胃の割合が大きくなっていく。
ほのかに赤みがかった色をしており、食用としては主に焼肉として食され、脂肪が適度に付いて甘く、また食感も歯応えがあり美味。
ギアラの名の由来としては、終戦後、基地などで働いていた人が、報酬の代わりにホルモンを貰っていたことから「ギャランティ(Guarantee)」が訛ったものという説や、胃といっても実際には腸のような役割をしているから、偽の腹「偽腹」(ぎはら)と呼ばれ、それが訛って「ギアラ」と呼ばれるようになったという説がある。