『機動戦士ガンダム』第8話「戦場は荒野」において、
避難民として宇宙から地上に降りた母子の目的地です。
そのセントアンジェは、母親の戦死した夫の故郷であり、
彼女はそこに暮らし息子を育てたいと考えていたのです。
しかし戦火は当地にも及んでおり、荒野と化していました。
彼女はその残酷な現実に、ただ悲嘆に暮れるのでした。
劇場版では割愛されたエピソード…セントアンジェと母子。
戦争の悲惨な傷跡、と事象的解釈は容易なのですが、
個人的にはストーリー全体のテーマの伏線が垣間見える
非常に重要なエピソードだと解釈するようになりました。
ストーリーの終盤、ララァはアムロにこう問いかけます…
「あなたはなぜ戦うの?家族も故郷も無いのに…」
家族・恋人や故郷への帰属意識の解体と再構築という
剣呑なニュータイプ議論にまで発展しそうなテーマが…
…とまあそんなメンドくさい私論はチェストへ上げといて、
次のような方々は参加してください。
●久しぶりに帰郷したおり、駅前開発やら宅地造成やら、
昔慣れ親しんだ風景は劇的なまでに様変わりしており、
思わず「なんと!ここが○○か!」と狼狽してしまった。
そんな秘かに温めていた懐郷心を台無しにされた人。
●ガンダム好きな若者とつい気まぐれで会話していて、
「セントアンジェ?何それ知らねッスよ!カガリマンセー!」
などと身もふたも一年戦争も無い返答をされ、思わず
「これが、若さか…」と隔世の感を抱いた中年ガンオタ。
●「セントアンジェ?アクセのブランド?超イケる〜!」
というギャル…って、これは居ねえよ。
…ともあれここはセントアンジェなので、基本放置ですが。
荒野に憧れる風来坊や五木寛之も入って下さい(嘘)
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【検索ワード】
ペルシア(母) コーリー(子) バムロ(ルッグン操縦士)
「あの母子は、セントアンジェに着けたのだろうか…」
セントアンジュ パリ・テキサス 少年は荒野を目指す
夢の涯までも 荒野のガンマン 嵐が丘