ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。
声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。
もういない、わたしの弟。
―天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。
残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。
ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて…。
物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。
いしいしんじさんの「ぶらんこ乗り」
あなたは、「ぶらんこ乗り」にどんな思いを重ねますか?
愛しくて、悲しくて、寂しくて、あたたかくて、切なくて、優しい、
そんな「ぶらんこ乗り」について語りませんか?
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