- 詳細 2020年4月30日 07:44更新
-
戦争、テロ、凶悪犯罪。この世は悲しみに満ちている。あなたがたは今苦しみを抱えていませんか？抱えていない人はこの場を去りなさい。しかしわたしはまさにあなたがたに言います。この場を去るものはいないでしょう。なぜならあなたがたすべてが等しく苦しみを抱えているからです。おほほ。おもろ。死にやがれ、クソ野郎が。では何故あなたがたが苦しみを抱えているのでしょうか。そのことについてこれから私はあなたがたに説明いたしましょう。そもそもあなた方は苦しみを味わうためにこの世にうまれてきた奴輩ではありません。あなたがたはむしろすべての快楽を味わい尽くす爆笑野郎として生まれてきたのです。ではなぜあなたが苦しみを抱えているのか。それはこの世の中がどのようにしてできあがったか、ということに関係しています。
--------------------------------------------------------------------------------
この世を生んだのは恵愚母です。恵愚母ははじめこの世を鼻のような構造にしたいと思ってました。すなわち、小高い丘にふたつの洞穴が開いていて、その洞穴から兎やプレーリードッグが可愛いらしく外を眺めている。そんな世界にしようと思ったのです。ところがこれに異を唱えた者がありました。鈍鯔という男です。鈍鯔はこの世界をべったんのような形にしたいと考えていました。べったんというのは紙片で作った玩具でメンコともいいます。平べったい世界が物凄い勢いで叩き付けられそれによって他の世界が裏返る。恵愚母はこれに異を唱えました。そんな世界にしたら世界に住まう人は吹き飛んでしまうじゃないの。しかし鈍鯔は口を曲げて笑い、だから面白いんじゃないか、と言いました。これを聴いた恵愚母は、なんという慈悲のない人だ、と言って持っていた竹ベラで鈍鯔の胸を刺しました。鈍鯔は怒って、こんなことをしてただで済むと思うな、と言って恵愚母を睨みました。そこへ今度は、服オカという男が現れ、喧嘩するな。オレが仲人になろう。世界はチリレンゲのような形にしよう。ともっと事態を混乱させるような事を言いました。三人が言い争ってるところへ、今度は菌という男が現れ、世界はとろろ昆布のような糸状で雨が降るとねちゃねちゃになるような構造にしようと主張し、事態は混乱の極みに達しました。
議論は果てしなく続き、最初自分が拵えようとしていたシンプルで可愛い鼻のような世界からどんどん世界が離れていくのに嫌気が差した恵愚母はそっとその場を離れました。そして鈍鯔、服オカ、菌らが議論の揚げ句、こしらえた世界がこの世界なのです。できた世界を見て恵愚母は激怒しました。まったくなんと複雑で珍妙な世界を拵えたの！怒った恵愚母は自分の腕を持っていた竹ベラでさし、出てきた血を煮詰めて巨大な条虫を拵えました。恵愚母はできた条虫を虚空に放ち、こういいました。条虫よ。虚空に突発の椿事として寄生して虚妄の世界を丸呑みに飲んでしまえ。条虫は言われたとおりに世界を飲みました。それが僕らの生きているこの世界です。そもそもが鈍鯔たちの誤った認識によって拵えられ、しかも条虫の腹の中に飲み込まれることによって虚妄化したこの世界で僕らが痛苦・迷妄を感じない方がおかしいじゃないかっ。
では僕らはどうすればこの世、この穢れた虚妄の世から真実真正の世界に向けて脱出できるのか。それは僕らが文字どおりの糞となり果てることです。条虫だって生き物です。糞はします。だからそれは僕らはこの糞野郎となればよいのです。では糞野郎になるのにはどうしたらよいのでしょうか。あなたがたは腐ったものを飲んだり食べたりしたらどうしますか？吐くか腹を下すかするでしょう。同じことです。あなたがたは腐り果てたアホとなればよいのです。腐ったアホとなってこの世界を飲み込んでいる条虫に腹痛をおこさせればよいのです。さすればあなたは糞便としてこの世界の外に排出されることができるでしょう。見なさい。僕の踊っているこのアホな姿を。
さぁ、腹を振るのです。
腹を振れば御糞になりたもう。さすれば真実真正の全人自由じゃ。肉倫を召せ。さぁ、あなたも腹ふり党に入信するのです。
乱倫才の開いた宗教、腹ふり党のコミュです。
江戸時代に一度壊滅した腹ふり党の再興を果たしましょう。
腹ふり党 腹ふり 乱倫才 阿退夜 岐阜羽島 遍路援交堂 黒和藩 長岡主馬 掛十之進 条虫 おへど おへど聖者 内藤帯刀 大浦主膳 黒和直仁 幕暮孫兵衛 真鍋五千郎 顔面花結び 秘技草履返し 怪奇人間炬燵 海老一提灯斬り 睾丸稲荷返し シトゲ ゲラ 佛野ジョウジ 差オム 江下レの魂次 さるまわ奉行 牛遂藩 菅原庸一 町田康 オサム 茶山 ろん 変粉 縄次 白鷺の歌 大臼延珍 新興宗教
