クリスチャン・ヴォルクマン監督作品。
2006年3月15日公開(フランス)/105分
フランス版DVD9月27発売
日本未公開のこの作品は、フランスでも珍しいSFの超大作!その斬新さゆえに本国でも劇場公開期間はわずか3週間だったものの、欧米では根強いファンの注目を集める芸術的とも云える作品です。
この映画の特徴は、モーション・キャプチャーを用いた立体的な世界観と、アグレッシブな程のモノクロ映像。グレーのニュアンスは全く使わず、「白」と「黒」のコントラストのみで全てが表現されています。従来のアニメーション映画では見られない、光と透明感の魅せ方も一見の価値あり。
このダークな刑事モノは、昔のフィルム・ノアールを思わせながらも、近未来のパリが設定となっているため、SF好きやパリの街に愛着がある人にも必見です。
あらすじ
2054年、パリ。人口のすべてがカメラで監視される混沌とした近未来都市で、若き天才学者イロナが行方不明となる。警察は彼女が勤める大企業アバロンに圧力をかけられ、誘拐事件専門の刑事キャラスに捜査は任される。
捜査が進むにつれ、主人公キャラスはこの謎めいた事件の重大さに引き込まれ、イロナの他の追跡者の影と、時間との戦いが始まる。
イロナはRenaissanceと呼ばれる指令の鍵を握る唯一の人間であり、彼女の研究はアバロンの組織を超える抗争の中心・・人類の未来を賭けた壮絶な戦いが今、始まる。
(仏版公式サイトの翻案より)
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