バロックハープの名手 アンドルー・ローレンス=キングとザ・ハープコンソート・についてのコミュです。
●プロフィール
アンドルー・ローレンス=キング(音楽監督/アイリッシュハープ、プサルテリウム)
バロック・ハープの名手、イマジネーション豊かなコンティヌオ奏者として世界の古楽演奏をリードする。自らハープ、オルガン、プサルテリウムなどの楽器を演奏しながら、ミラノ・スカラ座、シドニー歌劇場、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン・コンツェルトハウス、カーネギーホールなど、世界の檜舞台でバロック・オペラやオラトリオを指揮し、高い評価を受けている。
セント・ピーター・ポート・ガーンジー大聖堂教区教会の聖歌隊長として音楽家のスタートを切り、ケンブリッジ大学に学んだ後、ロンドン・アーリー・ミュージックセンターで研鑽を積む。1994年、ザ・ハープ・コンソートを結成。初期バロックのオペラとオラトリオを専門的に演奏しているフィレンツェのアンサンブル「ロム・アルメ」の首席客演指揮者でもある。
ザ・ハープ・コンソート
コンソートとは多様なスタイルのバロック、ルネサンス、中世音楽の即興演奏を中心に活動する音楽家のグループ。最初のハープ・コンソートが誕生したのは17世紀、イングランドのチャールズ1世の宮廷である。
多くの音楽家が同種の楽器を演奏する弦楽合奏団(同じ頃成立)と異なり、異種の独奏楽器の結集であるコンソートは、ハープ、リュート、鍵盤楽器、弦楽器をカラフルに組み合わせて全く新しい音を創り出した。
17世紀のコンソートに倣って、ザ・ハープ・コンソートも通奏低音(バッソ・コンティヌオ)の撥弦楽器と弓奏楽器を中心に、国境を越えた音楽家チームとして多彩な音色を創り出している。
楽譜を使うが、奏者たちは時代と国に合わせて楽器を持ち替え、スタイルを変えて和音やメロディーを即興で演奏しなければならない。ザ・ハープ・コンソートはどのような曲の演奏でも、それぞれの曲固有のカラーを大切にしながら自在な即興演奏を繰り広げる。 プログラムは中世の戯曲や独唱曲、バロック・オペラをはじめ、古楽器のための新曲から華麗な舞踊組曲まで、多岐にわたる。17世紀のスパニッシュ・ダンス、アーリー・アイリッシュ・プランクスティ(3拍子のハープ曲;それに合わせて踊るダンス)、ドイツ・バロック・ダンスは世界中の聴衆を魅了している。
デビューCD「ルス・イ・ノルテ(ともしびと北極星)〜17世紀のスペインと南米の舞踊音楽〜」は全世界で大ヒットし、ディアパゾン・ドール賞(フランス)と、アマデウス誌のレコード・オヴ・ジ・イアー(イタリア)などを受賞。オーストラリアでは5週連続でクラシック・ヒットチャートのトップを占めた。2001年ハルモニア・ムンディと専属契約を結ぶ。
クララ・サナブラス(ソプラノ、バロック・ギター)
スティーヴン・プレイヤー(踊り、ダヴリンギター、バロックギター)
ジェイン・アハトマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、フィドル)
イアン・ハリソン(バグパイプ、ショーム、コルネット、ホイッスル)
ミヒャエル・メツラー(パーカッション )