このコミュは、丸山眞男の愛弟子であり、日本の戦後を代表する思想家である藤田省三について、アレコレと語り合うコミュニティです。
著名な思想家にもかかわらず、未だ体系的な研究のなされていない藤田省三ですが、その知見は、丸山学派的分析と講座派にはじまり、H.アーレント、V.ベンヤミンをはじめ、フランクフルト学派など実に多彩。
「天皇制」への考察にはじまり、「高度成長」へのアンチテーゼ、「経験」の哲学、「安楽への全体主義」など、戦後史の裂け目に深く食い込む藤田の著作群は、現代にこそひろく読まれるべきでしょう。
2003年に他界しましたが、『藤田省三著作集』(全10巻)が、みすず書房より出版されています( 1997年-1998年)。
1巻「天皇制国家の支配原理」
2巻「転向の思想史的研究」
3巻「現代史断章」
4巻「維新の精神」
5巻「精神史的考察」
6巻「全体主義の時代経験」
7巻「戦後精神の経験(1)」
8巻「戦後精神の経験(2)」
9巻「『写真と社会』小史」
10巻「異端論断章」
藤田省三を深く読んでこられたヒトも、これから藤田の著作に親しむヒトも、今日の藤田省三の思想と行動がもつ意義を語り合いましょう。
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