私がアカメを知ったのは、とある川の下流域でした。
夏の暑さを癒そうと、川で泳いで友達と戯れていました。
水中めがねを付け手長エビや小魚を採取していると、突然前方のよどみ岩の向こうから『ギロッ』っと赤い目玉が光りました。見たところ体長はゆうに1Mを超えています。
あまりの大きさに私は、魚が通りすぎていくのを見続けることが出来ませんでした。あわてて水面に顔を出し「なんジャー今の」と友達に問いかけました。
現地の友達もいましたので、名前はすぐに分かりました。
巨大な魚に圧倒され、身も縮む思いでした。
それからは、あいつを是非一匹釣り上げたいと思う気持ちが高ぶり、私のソルトルアーの人生が始まりました。
1997年、あれから4年。
砂浜にあげられた待望のアカメは、堂々とピクリともしないやつでした。
アカメとの出会いで、また気持ちを正される事となりました。
もちろん、現在アカメは高知県でも幻の魚として希少がられてます。
出来れば、私的なお願いですが高知県も宮崎県同様、条例などを制定して保護してもらいたいと思います。