- 詳細 2012年9月20日 22:22更新
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キルケウィルス
『人を無気力にし、生きる希望を奪ってしまう恐ろしい病原体』
感染者には３つのホクロが出現、やる気を失わせ、死に到る。２０世紀末に発生し３０世紀の人類を９９％死滅させた。
だが、蟻や蜂の性質を持つこのウイルスは、発生源である「女王ウイルス」を断つ事で、死滅するという。その産みの親は実は唯だった！産みの親の場合、症状は重く、ホクロは赤いのが特徴である。
☆あらすじ☆
西暦3000年の遠未来から出現したアスラが現代人の虹ヶ崎という街に住む普通の小学生兄妹忠夫・唯の兄妹とともに3000年の未来で猛威を振るっている人の心に取り付く精神病原体「キルケウイルス」の発見、根絶を行うというものである。
キルケウイルスは元々は20世紀に生きるたったひとりの人物の心の歪みから発生した突然変異型ウイルスで、1000年のあいだに全地球上に広まってしまったらしい。それを根絶し3000年の人類社会を救う為にはもはや過去に戻って歴史改変を行う以外に手立てはなかった。
しかしキルケウイルスを逆利用し人類全体を統治していた「ミレニアム帝国」がこのことを知り、根絶をされれば人類統治が危うくなると考えた帝国軍もアスラを追ってフェンリル将軍の指揮の下、隊長のフレイヤ、隊員のロキ、シグルド、そして工作員を20世紀に派遣し、20世紀の虹ヵ崎に来襲してくる。西暦3000年の人類はキルケウイルスが原因で殆どが死滅していたが、少数残った人類が悩みも苦しみも争いもない理想郷を作った。この時代では完全なる統治者と被統治者が封建社会を確立し、そこに生きる者は完全に管理統制され、悩むことも思い煩うこともない生活を送っていた。しかし、このような状態はもはや人間性を失った絶望社会であると反乱を起こす者もおり、アスラもそのひとりである。アスラが現代に出現したのは未来社会の人間らしさを取り戻す為の戦いでもあったのだ。。。
