祖母が言った。
「おまえはとっても正しいことをしたんだよ。
なにかいいものを見つけたとき、まずしなくちゃならないのはね、
それをだれでもいいから、出合った人に分けてあげて、
いっしょに喜ぶことなの。
そうすれば、いいものはどこまでも広がっていく。
それが正しい行いってものなんだよ。」
リトル・トリーはいつの時代にも新しい世代の人たちによってくりかえし発見され、読み続けられていく本。
(本文「「リトル・トリー」を分かち合う喜び」より)
普及版も出てまた手に入れやすくなりました。
静かな時間に読んでほしい本です。
1度読むと心に残ります。痛切な感情に激しく胸を
揺すぶられるにちがいない一冊。
ぜひ、手にとってみて下さい。
*作者の事でなにか意見のある方はそのコミューに行ってください。
作者と作品は別です。この作品の差別というキーワードが出ているのは事実ですが、そこから物語は始まるのです。