昔は、とんでもなく凄いボクサーがいましたよね。
本当に、ビックリするくらいの強い奴、そんな奴らを集めてみたいね!
現在では沢山の団体ができ、沢山の階級が有るので昔と、比較はできないんだけど現在ではどんな、KOキングがいるんだろう??
拳闘の醍醐味「ミスター・ノックアウト」を語り継ぎましょう。
一人目は、Luben Olivaresです。
皆さんも、「ミスター・ノックアウト」のトピ(ボクサーだけよ。)をどんどん立てて、くださいね。(^^)
「怪物」といえばオリバレス、オリバレスといえば「怪物」の代名詞・・・・とまで、言われた時代が有った。
118ポンドのクラスは日本では「黄金のバンタム」と言われた。エデル・ジョフレ、ファイティング・原田の時代を経て、豪州のライオネル・ローズが世界の支配者として君臨していた。
そこへ、軽量級のホット・スポット、メキシコのリングから突如出現したのが、ルーベン・オリバレスだ。
「怪物」は、まず驚異的なKO記録で耳目を集めた。1965年のプロ入り以来、いきなり22連続KO勝ちをマーク。
この記録は、フェリグ・ゴンザレスの無類のタフネスに遭って途絶えた(でも、かったよ)が、再びドミノ倒しのような連続KO勝ちが始まる。(1反則勝ちを含めて30まで伸ばす)
これらは、オリバレスをスターに仕立て上げるために二流、三流ばかりを相手に選んで作り上げられた記録ではない。強打の犠牲者の中には、元世界王者のサルバトーレ・ブルニや同国人のジョー・メデル、同じようなKO記録で騒がれていたフリオ・ゲレロといった著名ボクサーの他、日本のトップクラスの選手達も含まれていた。牛若丸原田は2回でストップされ、金沢良和も同じく2回に左フックを痛撃されて眠った。東京五輪金メダリストの桜井孝雄も6回、オリバレスのボディ・アタックに三度沈められた。
そして、それが決定的に成ったのは、1969年8月22日、日本にもお馴染みのライオネル・ローズから世界バンタム級王座を奪ったイングルウッド・フォーラムの試合だった。
試合巧者として定評の有ったローズをパワーにモノいわせ完膚無きまでに打ちのめしての5回KO勝ち。左フックのボディーブローから右クロスがアゴに決まると、ローズは破壊されたようにキャンパスに崩れて動かず。メキシカンがほとんどの、2万人の観衆は新王者の誕生に酔った。
以後、このイングルウッド・フォーラムを主な舞台として、オリバレスの拳は100万ドルを越す大金を稼ぎ出し、彼の興行権を独占するジョージ・バーナスプロモーターの懐が大いに潤った。メキシコシティーのスラム街、コローニャ・ポンドホで手のつけられないけんか少年として成長したオリバレスは、父親の予言どうりリングの成功者と成ったが、金ができたとたんに放蕩癖が頭をもたげ、ボクシングのメカニズムが狂いだしてしまった。
困ったときには