JABIKとは1970年代、精力的に多種分野の芸術家の作品をマルティプルで生産・販売を行った今はなきミラノのメーカー。マルティプルというスタイルは、作家は自分の表現の場を広く展開したい、一方消費者は自分の生活にアートを取り入れる、という2つのデマンドを同時に満たすために確立され、すなわちオリジナルの作品を複数(マルティプル)存在させることで解決した。
JABIKは販売当初から、オリジナルのマルティプルと、リプロダクトは全く異なるものである、と強調しているが、それは、リプロダクトは時間、素材、製造人、目的といったファクターにおいてオリジナルと異なる可能性が高く、それは作家の意図のアウトプットとは一致しないことがあるからである。マルティプルは一定数のエディションとしてオリジナルを世に送り出す、といった面でリプロダクトと全く区別される。
このような意図のもと、1970年代当時前衛とされてきた(現在となっては大御所)画家、建築家、写真家の作品がマルティプルで制作されている。
その中にはEttore Sottsass, UFO, Superstudio, Archizoom, Ugo La Pietra, Gianni Pettenaらラディカル思想の中心的人物の作品も含ま れ、[ARCHITETTURA RADICALE]シリーズとして販売された。
作品のほとんどはアルミニウムのプレートにシルクスクリーンで印刷されている。紙に印刷されたものや製本されたものもある。
ほとんどの作品は2100, 500のエディションで作られ、一部、250、100、30といった少ない制作数のものも存在する。
困ったときには