place explorer

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詳細 2014年6月15日 22:54更新: place explorer：場の価値を発見する、場を再発見する
すなわち、
人と空間が織り成す、魅力的な都市とは？
美しい景観とは？
都市デザイン、アーバンデザインとは何か？
この問題を皆さんと考えたいところから構想がスタートしました。

このコミュニティーは、都市計画、建築、シビルエンジニアリングなどの学問の垣根、また学生、社会人などの立場の垣根を越えて、一緒に都市デザインの問題を考えていこうという運動体です。もっと、都市を人間にとって面白く、楽しく、美しいものにしていきたいという思いから立ち上げました。

今日、メディアでも頻繁に景観問題が取り上げられるようになり、美しい景観をつくろうというスローガンはずいぶん私たちにとって身近なものなりました。私たちは景観問題を、「都市」、「建築」、「土木」、「アート」、「文化」の５つフィールドを横断した問題と捉えます。景観は単に見栄えの問題ではなく、空間がよくなければよくなりませんし、空間は、それぞれ固有の文化の蓄積により形成される場の上に成り立っています。また、いかに造形的に美しくとも、人に好んで使われない空間も多々見受けられます。したがって、場の問題を丁寧に取り扱うことで、美しく、魅力的な都市、あるいは都市景観を語ることができるものと考えます。私たちは、場の価値を上の５つのフィールドにまたがって考察し、場の新しい価値観を創ることで、美しい景観とはどのようなものかを考えていきます。

具体的には私たちに身近な、いくつかの都市、建築、土木のプロジェクトを実際に訪ね、見て、体験し、話をし、街を実際に歩き回ることで、その場所を体感し、皆で一緒にワイワイとディスカッションすることからはじめたいと思います。特に、その場所が、人に好んで活用されているか。されていないとすると、それは何故なのか。どのような解決方法が考えうるか、といった切り口で議論をしたいと思います。そこからもしかすると新しいものが発見できるかもしれません。

例えばですが、各事例を下記のような要素を切り口として考えてみたいと思っています。
20世紀的＝用・強・美（機能的技術力の構築に向けて）
用：Function、機能、用途、ニーズ
強：Structure、構成、構造、強度、技術、関係性、骨格
美：Beauty、美しさ、景観、身体性、心地よさ、面白さ、独創性

これに加えて、

21世紀的＝葉・共・ビ（持続可能な地域形成に向けて）
　　葉：Ecology、自然、生命、摂理、健
　　共：Community、組織化、社会性、人間性、和
　　ビ：Buisiness、経済性、利益、富

初期段階では、管理人側からテーマを設定させていただくこともありますが、このコミュに興味をもつ方からのテーマも積極的に受け付けたいと思います。管理人の私は、大手ゼネコンの建築設計部門の社員ですが、今は都市建築コンサルタントという立場の人間です。ではどうぞよろしくお願いします。