画家エリザベス・ブーグロー
ブーグローの奥様。
サロンに絵を展示し金メダルを受けた最初の女性画家。
米国ニューハンプシャー生まれで,地元の学校で水彩の手ほどきを受ける。独学で名画の模写を続けるうち,基礎訓練の欠落を感じ,女子校の恩師とパリへ。権威のある画塾では女性が受け入れられなかったので,男装して少年と偽り通学。1897年に結婚後10年ばかりの中断を経て,夫アドルフ没後に画業再開,1年間で大きなカンバスを4枚仕上げたこともあるという。
より家庭的近代的な題材が多かったものの,画風は師でもある夫アドルフとの類似が著しい。本人も"無名に終わるよりは,アドルフの最高の模倣者と言われる方が良い"と応えたと言われる。しかし,描画の確かさ技術の高さは独自のものがある。
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