シノペのディオゲネスが好きな人のコミュ
紀元前412年? - 紀元前323年?のヘレニズム期に生きた、
ギリシアの哲学者。犬儒派。
犬のディオゲネス、狂ったソクラテスなどの異名を持ち、
甕(樽は当時はなく、間違い)の中に住んだ。
ディオゲネスにまつわる逸話
・「ポリティコン・ノミスマ(国の中で広く通用してるもの
=諸制度・習慣=道徳・価値)を変えよ」という信託を受
け、貨幣改鋳(贋金造り)をした。通貨という価値を、贋金
を作ることで相対化した。
・日向ぼっこをしている時に、アレクサンドロス大王が会い
に来て、何か希望はないかと尋ねた。ディオゲネスは「日が
当たらないのでよけてください」と答えた。
・「擦るだけで満足できて、しかも金もかからない。こんな
に良いことは他にない.食欲も満たせればいいのだが.」
(自慰をしながら)
・彼の小便を浴びなかった人は町には殆どいなかったらしい。
・ある人がディオゲネスに物を贈った。人々がその行為を褒
めるとディオゲネスは「もらう価値のある俺も褒めてくれ」
と言った。
・運動の不可能(おそらくゼノンのパラドックス)を論じて
いる哲学者の前で、歩き回ってその論のおかしいことを示し
た。しかし、それに感心した弟子を殴った。言葉に対して言
葉で返さないといけないということらしいが、自分も殴って
いる。
・日中にランプをともして「何をしているのだ」と聞かれた
とき「人間を探しているのだ」と答えた。
などなど。実際の話というよりは、ディオゲネスという人に
託された小話かもしれませんが、どの逸話もダイナミックで
魅力的です。
ディオゲネスは町の人に笑われてはいましたが、愛されても
いたようで、甕が壊されたときには、新しい甕が与えられた
そうです。
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