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森瑤子をこよなく愛する方のためのコミュニティ★
彼女のライフスタイルや生き方について語りましょう♪
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本名・伊藤雅代,ミセス・ブラッキン。
作家。
1940年11月4日静岡県生まれる。父の仕事の関係で4歳まで中国の張家口に暮らし、終戦直前に日本に戻る。6歳より父のすすめでヴァイオリンを学ぶ。58年東京芸術大学音楽部器楽科に入学。在学中にほとんどヴァイオリンへの興味を失い、詩人、画家など、異分野の人々と交流。19歳で一行も詩を書いたことのない不思議な詩人に出逢い、彼により、男と女は真に対等でなければ、本当の人間としての交わりはできないということを教えられた。そして愛の不毛と本質的な孤独観を徹底的に叩き込まれる。その後、グラッフィックデザイナーと婚約したが、二人とも22歳という若すぎる年齢のため婚約解消。
卒業後は、ヴァイオリンを捨て広告代理店に勤める。夏、当時大志を抱いたイギリスを出発、最終目的地のオーストラリアを目指して43カ国を旅し、たまたま旅の途中の日本に立ち寄った住所不定、無職のチェッシャー生まれの英国人アイヴァン・ブラッキンと知り合い、電撃的に婚約。
1967年、長女ヘザー誕生。朝日広告社を退社。フリーのコピーライターに。子育てのため、三浦半島突端の諸磯の『風の家』と名ずけた家を借りる。はじめて専業主婦になる。あいついで次女マリア、三女ナオミ・ジェーンも出産。3女の母となる。
長女ヘザーの小学入学の頃、夫との関係と子育てと生活に疲れ、年齢的なこともあり、追いつめられて、孤独感にさいなまれ、子供を抱きながら、「子育てや家事の他にも、何かしなければならない」と強く思うが八方ふさがり。出口を求めて、もがき苦しむ。
自己表現の可能性をもとめて鬱々としている時、偶然池田満寿夫の芥川賞受賞のニュースを知り、それに刺激されて憑かれたように『情事』を書く。このとき37歳。
78年、処女作『情事』で第2回すばる文学賞を受賞、文壇にデビュー。その後15年の間に100冊ちかくの本を出版する。
酒脱な乾いた文体で成熟した女の性愛や男女の機微を描き、ベストセラー作家となる。プライベートでは、おしゃれを楽しみ、素敵な食いしん坊。森の好きな言葉でよく使っていた言葉「出逢いの喜びと、出逢いの不思議」
1993年7月6日、胃癌のため永眠。52歳。かけぬけるような一生だった。
参照HP http://