伊勢の戦没の詩人「竹内浩三(たけうちこうぞう)」(1921-1945)のコミュニティです。どなたでもご参加ください!
■竹内浩三について
1921(大正10)年5月12日、三重県宇治山田市(現在の伊勢市)の裕福な呉服商の次男として生まれる。
彼は、背が飛び抜けて高く178cmぐらいあったそうだ。しかし、スポーツは苦手。手先は不器用だが、漫画を書くのが好き。寂しん坊で吃音でよく笑うクラスの人気者であった。戦争の時代にあって、現代の人間以上に自由さを持った青年。そして、文章を書く時にまったく推敲をしないという天性の詩人であった。
日本大学芸術楽部を繰上げ卒業し出征、1945年比島バギオにて、23歳で戦死とされる(戦死広報1枚となって姉のもとに帰ってきた)。
同人誌「伊勢文学」や、軍隊生活の中で綴った日記「筑波日記」などに、多くの詩や文章、そして友人や姉・松島こう子宛に多くの手紙を残す。
「骨のうたう」という詩で、死後有名になった彼であるが、本人は反戦を唱えた詩人ではなく、あの戦争の時代に「自由」に生きようとした一人の青年であった。
彼が今生きていたら志望していた映画監督になっただろうか?詩人になったであろうか?と人は言うが、姉・松島こう子さんは「彼は三重県鳥羽の島で、学校の先生か、古本屋になったんじゃないですか」と語る。音楽を愛し、恋に生き、みなに愛され、宮沢賢治や良寛を好んだ天性の詩人。
■関連ホームページ‘
「五月のように」伊勢の森さん作成HP
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2006年は生誕85周年にあたり、伊勢市協力のもとイベントも行われるそうです。
竹内浩三の詩/朗読 by 心尽
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NEW!(2007.1.1start)
筑波日記Podcast
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毎日配信・・・予定。
■書籍
「ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死」稲泉連著
中央公論新社刊 2,200円
※史上最年少第36回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作
「戦死やあわれ」竹内浩三/小林察 編 岩波現代文庫刊 1,000円
「竹内浩三落書き詩集 まんがのよろづや」よしだみどり編 藤原書店刊 1,800円
「竹内浩三全作品集 全一巻 日本がみえない」小林察 編 藤原書店刊 8,800円
「愚の旗 竹内浩三作品集」竹内浩三 成星出版刊(在庫わずが、上記の伊勢の森さんのHPから注文できます) 1,800円
有名な詩「骨のうたう」「五月のように」「三ツ星さん」「ぼくもいくさに征くだのだけれど」「金がきたら」「うたうたいは」「愚の旗」「鈍走記」「筑波日記」「白い雲」「麦」など
足跡帳♪
記念に一言書いていってください!ぜひぜひ!
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