「黒丸さんの翻訳、好きかい・・・」
と言うと、微笑み、
「最高っ」
黒丸尚(くろま ひさし)
英米文学翻訳者。1951年7月25日生まれ。
75年東大法学部卒。同年、電通入社。88年退社。
SFやファンタジィを主として手掛けるが、とりわけウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」の翻訳において、その革新的翻訳が注目を集め、日本におけるサイバーパンクの有様を方向付けた感がある。日本語独自の快楽を強く意識した特徴的な翻訳を行うためか、ギブスン、ウォマックなど言語そのものに強いこだわりを持つ作家の翻訳を手掛けることが多い。
93年3月14日、胃ガンのために41歳の若さで逝去。
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英米文学翻訳家・黒丸尚さんの翻訳を愛する人、もう黒丸さんの翻訳が読めないのか、と飢餓感に苛まれている人、黒丸さんのせいでクエスチョンマークやエクスクラメーションマークに違和感を覚えるようになってしまった人、日常会話で体言止めが頻出する人のためのコミュニティです。