まずはあの奇跡の名作『ペドロ・パラモ』について語らおう!
『ペドロ・パラモ』とは・・・
メキシコの作家フアン・ルルフォ(JUAN RULFO 1917−86)がその生涯に残した、唯一の長編小説。(他には短編集『燃える平原』(1953)があるばかり)
一般にラテンアメリカ文学の最高峰として、マルケスの『百年の孤独』
(1967)と並び称されるが、出版はそれより早い55年。 いわゆるラ米文学ブームの先駆をなす傑作である。
本作にはそんなラ米文学の二大特徴として、“豊穣な物語性”と“斬新な文学技法”とが高度な次元で達成されている。その奇抜な内容といい、
極度に切り詰められた文体、時空を横断する断片形式といい、まさに非の打ち所のない逸品で、小ぶりながらも、端正な古典的風格を備えている。
……
ってそこまで言って、さぁ何を語ろう。
「ルルフォって進展性あんの? 全部終わってるやん?」
まぁそう突っ込まんと、これを肴にしゃべりましょうよ。
グラス片手に。
音楽でも流して。
〜仕掛けが色々、文学素人の方でも、きっと楽しめます。
(初めての方は、これを機にぜひ一読を。
今ならまだ岩波文庫で手に入るよ☆)
・ルルフォの詳細については、以下の英文サイトで参照できます。(※ネタばれ要注意)
http://
・スペイン語の出来る方は公式サイトも(なかなかスタイリッシュ)
http://
・アレナス――烈しい無垢を生きた、その稀有な個性に。
http://