本邦初訳の『新しい世界のかたち』 (原題:A New World Order)が07年11月に出版された キャリル・フィリップスが来日、 東京で2度、公開講演を行います。 (いずれも入場無料)
●キャリル・フィリップス(Caryl Phillips) 作家・イエール大学教授。 1958年カリブ海のセント・キッツ生まれ。生後すぐにイギリスに移住。 現在まで、ブッカー賞最終候補のThe Nature of Blood(1997)、 PEN/Beyond Margins Award受賞のDancing In the Dark(2005)など 8作の小説があり、主要なヨーロッパ言語でも翻訳出版。 また、現在までに4作のノンフィクションや編著もある。 公式HP: www.CarylPhillips.com -------
Writing "Home": Caryl Phillips and Contemporary British Literature 日時:2008年6月16日(月)16:35-18:05 場所:東京女子大学 24号館 24202教室(杉並区善福寺2-6-1) http://office.twcu.ac.jp/o-board/TWCU/access.html 形式:対談(聞き手 溝口昭子) 言語:英語(通訳なし) -------
Caryl Phillips、自作を語る——From Distant Shores to Home 日時:2008年6月17日(火)18:00-19:30 場所:青山学院大学 11号館7階 1173教室(渋谷区渋谷4-4-25) http://www.aoyama.ac.jp/ 司会:西本あづさ(青山学院大学准教授) 解説:富山太佳夫(青山学院大学教授)解説 インタビュー:上野直子(獨協大学教授・A New World Order訳者) 言語:日本語・英語(通訳あり) -------
あと、カリブの白人だったJean Rhysのイギリス経験も読むといいと思います。Voyage in the Darkとかイギリスにやってきたカリブ移民の女の子の話です。彼女の代表作『サルガッソーの広い海』も勿論イギリスが大きく関わりますね。西成彦さんの『クレオール事始』に、彼女とイギリスについて綴った章がたしかありました。参考になると思います。