ゲームを記録するコミュのゲーム用具の脆弱性

世の中には、全く用具に依存しないゲームが存在します。

最近、私は、仕事の関係で、「男女数人の簡易的なお見合いのようなもの（つまり合コン）」の中で行われるゲーム、の様子、を、ビデオカメラ、で撮影するという稀有な体験を毎月のようにしているのですが、そのようなゲームでは、ほとんどといって良いほど、用具を用いません。たまに、「王様ゲーム」などで、割り箸などが用いられる程度です。

上記のような、「用具に依存しないゲーム」は、ある意味、ゲームシステムとして極めて完成されていると言ってもよいかもしれません。実際には、プレイヤー自身の肉体の一部（手など）を用いることが多いので、それが用具といえば用具ではありますが、大抵、その場でもっとも都合のよい代用品を選んでも良い場合が多く、いわゆるボードゲームなどのように、専用の駒や、カードなどに、縛られず、そのルール、言い換えれば、ゲーム性、のみで評価されるべきゲームです。

しかし残念なことに、上記のような「用具に依存しないゲーム」郡は、比較的、ゲーム自体にはあまり熱中できません。たとえば、私の周囲には、趣味がジャンケンであるという知り合いは一人もいません。ここで注意していただきたいのは、格闘技などは、少し毛色が違うということです。確かに、素手での殴り合いなどをゲームと呼ぶことができれば、他に熱中できるものはないかもしれないと思われる人は、潜在的には世界中に存在するでしょう。しかし、格闘技は、実のところ、自らの肉体を、ゲーム用具として、その用具を磨き上げることも立派な戦術として成り立っていることを考えると、他の何よりも、用具に依存したゲームと言えると思います。

しかし、前置きか長くなってしまいましたが、ここで私が取り上げたいのは、「用具に依存したゲーム」の方なのです。それは例えば、トランプ（プレイングカード）です。トランプのカードは、競技性を重んじる場合、例えばカードの裏面で中身を推測されないようになどの目的から、様様な工夫がなされます。
映画「華麗なる賭け」でも紹介されているように、真剣勝負の際は、ゲーム中に、プレイヤー達の意思によって、それまでのカードを破棄し、新品のカードと取り替える、などの事もあるほどです。

ところで、ちょっと疲れましたのでまた次回。

コメント(6)

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[1] mixiユーザー 02月18日 15:12

先日、黒田氏より、「アフリカ」に対する好意的なコメントをいただきました。「アフリカ」は、私も好きなゲームの一つです。ところで、このアフリカというゲームは、非常に用具に依存しています。100個近くある丸いタイルを伏せて置いておき、一つづつ捲っていくことでゲームを進めるのですが、私は、このタイルの裏面が汚れたりすることで、マーキング（カードなどの裏面から、意図的に表面を推測し、ゲームを有利に進めるイカサマ行為）の可能性が発生し、ゲーム性が損なわれるのではないかといつも心配しています。かといって、タイルが汚れないようにゲームをしない、というのは本と末が転倒した全く感心できない考えです。

皆さんはこの問題に関して、どのようなご意見をお持ちでしょうか？？

[2] mixiユーザー 08月10日 17:56

はじめまして。今度新しく入りました者です。興味深いコミュニティとトピックですね。

ボードゲームにおけるイカサマについては、たいていのボードゲームはファミリーゲームなのだから、お金を賭けてやる麻雀などと違って気にすることはない、そこまでして勝って楽しいのか？というのがおそらく大勢の意見ではないでしょうか。つまり無視してよいということです。

この考えでは、カードの折り目や汚れは気にしません。マーキングに使うかどうかは良心にまかせて。

より実際的には、ゲーム中に飲食をしないことを徹底する、カードを取りやすいマットを敷く、手札は使うとき以外テーブルに置いておく(指紋をつけないだけでなく、覗き見されないためにも有効)などしてコンポーネントを大切に使うことが対策になるのではないでしょうか。

[3] mixiユーザー 08月17日 01:45

おのさん初めまして。
といいますか、私は、各所でおのさんの文章を敬意とともに読ませて頂いておりました。雑誌「ボードゲーム天国」やご自身のHPなどでです。

本コミュニティーも私の拙い運営ながら、さまざまな方々に支えられて本当に光栄です。

＞より実際的には、ゲーム中に飲食をしないことを徹底する、カードを取りやすいマットを敷く、手札は使うとき以外テーブルに置いておく(指紋をつけないだけでなく、覗き見されないためにも有効)などしてコンポーネントを大切に使うことが対策になるのではないでしょうか。

同感です。特にマットを敷く、というのはとても重要ですね。明日、自宅にてささやかなゲーム会をする予定なのですが、そのために麻雀用のマットを本日買ってきました。このようなゲームをするための卓上環境などは、ゲームの記録効率の向上のためにも、大変重要な要素だと思います。

いづれにしても、少なくとも現在の日本のボードゲーム人口の数などを考えると、アメリカのメイフェア社における、カタンのカードのリプレース用販売などのような良心的なコンポーネントサポート体制は当分望めないことと思いますので、ゲームをする人達が、ある程度シビアに環境を考えていく必要がありそうですね。

[4] mixiユーザー 10月06日 18:48

はじめまして。
先程参加させていただいた手稲と申します。

僕もゲームマットの重要性を常々感じています。
ゲーム会などに持参することも考え、携帯性の高いマットを探しているところです。

カードの保護についてですが、特に使用頻度が高いカード(操り人形のキャラクターカードなど)はトレーディングカード用のスリーブに入れるようにしています。
とは言え、カードのサイズが合わないゲームも多いですね。

[5] mixiユーザー 10月07日 07:21

こんにちは、手稲さん。
ゲームマットはあると便利ですよね。とくにテーブルからカードを取るときにはカードを痛めてしまうし。
僕の場合は２０Ｘ３０センチメートルくらいのフェルトを何枚か持っています。カードを取る頻度の多い場合はそこに置く様にしています。特に王と枢機卿は毎手番カードをドラフトするので重宝しますね。

あと、前にもどこかで書きましたが、好きなゲームでカードの酷使が激しいものは予備を買うようにしています。ゲーム会社もカードだけ売ってくれればいいのですがね。アメリカ版カタンではカードだけ売っていたと思いますが、他のゲームでも問い合わせれば可能なのでしょうか？

[6] mixiユーザー 10月07日 19:37

予備カードの販売ですが、今のところ私は、メイフェア版のカタンくらいしか知りません。この問題に対しては、名刺用のプリンタブルのカードなどを使って自作する、という事を最近視野に入れだしたのですが、あまりにもメンドクサそうで、考えているのみにとどまっています。

上記の方法だと、大抵A4サイズに１０枚程度の数で、切り離し式になっている用紙を使うことになると思うのですが、カード用のプリンタがもう少し手の届く価格になってきたら、いいなとも思っています。

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