シネマヴェーラ渋谷コミュの蓮實重彦セレクション　ハリウッド映画史講義

本日より「蓮實重彦セレクション　ハリウッド映画史講義」が始まります。

12/15 ～ 1/11

　せめてこれだけはという思いで精選したつもりが、２７本にもなってしまった。
「翳りの歴史」のこのつきぬ豊かさに、改めて茫然とするほかはない。　蓮實重彦（映画評論家）

「この書物が夢みているのは、あらゆるアメリカ映画がたんなるアメリカ映画となりながら、それが、間違ってもアメリカ合衆国にだけは似ないということなのだ。」
-『ハリウッド映画史講義』終章より-

左翼演劇界出身の脚本家たち、ナチスに追われ欧州から渡米した監督たち、赤狩りの波に翻弄された映画人たち。彼らの多くが参入していったのがハリウッドB級映画の世界である。名匠たちによる華麗な作品群の翳に存在した、もう一つのハリウッド映画史。アメリカ映画が何と闘ってきたのか。アメリカ映画がそれ自身の亡霊から解放されるために、蓮實重彦氏によるセレクトで贈るアメリカ映画の「翳りの歴史」。

※全作品デジタル上映

ラインナップはこちら

『モルグ街の殺人 Murders in the Rue Morgue』
『将軍暁に死す The General died at Dawn』
『キャット・ピープル Cat People』
『レオパルドマン The Leopard Man』
『モスクワへの密使 Mission to Moscow』
『死刑執行人もまた死す Hangman also Die』
『恐怖のまわり道 Detour』
『堕ちた天使 Fallen Angel』
『犯罪王ディリンジャー Dellinger』
『十字砲火 Crossfire』
『上海から来た女 The Lady from Shanghai』
『過去を逃れて Out of the Past』
『緑色の髪の少年 The Boy with Green Hair』
『悪の力 Force of Evil』
『夜の人々 They Live by Night』
『罠 The Set-Up』
『ショックプルーフ Shockproof』
『拳銃魔 Gun Crazy』』
『アスファルト・ジャングル The Asphalt Jungle』
『その男を逃すな He Ran All the Way』
『危険な場所で On Dangerous Ground』
『その女を殺せ The Narrow Margin』
『拾った女 Pickup on South Street』
『天使の顔 Angel Face』
『月蒼くして The Moon is Blue』
『裸の拍車 The Naked Spur』
『ビッグ・リーガー Big Leaguer』

http://www.cinemavera.com/preview.php?no=217

タイムテーブルはこちら

http://www.cinemavera.com/schedule.php?id=217

トークショーもあります。

特集「ハリウッド映画史講義」(2018.12/15～2019.1/11)期間中下記の通りトークショーを開催いたします。
皆様のご来館をお待ちしております。

12月15日(土)18：25～(続いて『夜の人々』上映)
1月5日(土)17：30～(続いて『拳銃魔』上映)
ゲスト：蓮實重彦さん

※両日とも、チケットは当日の朝10:30より販売開始です。
※料金1500円均一　※ポイント鑑賞不可

http://www.cinemavera.com/info.php#377