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歌舞伎が好き!! (Gay only)コミュの團菊祭

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大阪松竹座で團菊祭が行われるのも今年で三回目。昼の部はパス。学芸会みたいな「寺子屋」、團菊の「身代わり座禅」はもういい、藤十郎以外は全部江戸者の「封印切り」はみたくない。

それで、夜の部だけ見てきた。観劇日は5月26日、場所はいつもの三階三等席。一番期待したのは「太閤記十段目」。これ、オールスターキャストである。菊之助の十次郎、時蔵の操、初菊は梅枝、團十郎の光秀、菊五郎の久吉、海老蔵の正清、東蔵の皐。それでいて、今ひとつ面白く無い。良いのは時蔵くらいなもの。折角の團菊祭なんだから、こういう所に藤十郎が出てきてほしい。久吉なんてちょっとしか出ないけど良い役だし。團菊祭になにも「封印切り」なんて出すことないでしょ。

海老蔵初役の「高坏」。これは面白かった。これは、六代目から十七代目勘三郎、五代目勘九郎に引き継がれたものだけど、海老蔵は自分のものにしていた。松緑の高足売りとの絡みも面白い。最大の見せ場、高下駄を履いてのタップは十分見応えがあった。

最後は「ゆうれい貸屋」。これ番付を見てみると結構珍しい演目だ。見てみると面白いのに。桶屋の弥六(三津五郎)は昼間から酒を飲んで怠けている。女房お兼(吉弥)が賃仕事で生計をたてているくらい。大家(團蔵)が意見しても聞く耳持たない。ある日、ついに女房は出て行ってしまう。そこへ、元辰巳芸者のお染の幽霊(時蔵)が出てくる。お染のおかげで弥六はなんとか暮らしているが、新しい商売を始める。それは、幽霊を貸し出して人を恨んでやる、と言う物。おかげで金は貯まるが、弥六はもうひとつ乗り気がしなくなる。ある日、屑屋の幽霊又蔵(市蔵)から、人間いきていてなんぼのもの、死んだら巧くいくなんて事はない、と言われる。そして、すべての幽霊と縁を切り、女房も帰ってきて、元のさやに収まる。幽霊のお染と弥六のやりとりが面白い。初夏にふさわしい芝居でほのぼのしている。なかなか見応えもあった。結局、これが一番面白かった。

一回目の團菊祭は、勧進帳が出て、團十郎の弁慶、菊五郎の富樫、それに藤十郎の義経と納得できる配役だったが、二回目以降は、藤十郎が浮いたような配役で今ひとつ。折角大阪で團菊祭をやるのだからもっと配役に配慮ほしい。

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