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芸術の日本 美術・評論を中心にコミュの日本語と「SHOGUN 将軍」

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第76回エミー賞(米・テレビ界の最高文化賞、アカデミー賞、グラミー賞、トニー賞に相当)に、真田広之(他)プロデュースの「SHOGUN 将軍」が、作品賞、主演男優賞、主演女優賞などエミー賞史上最多18部門を受賞した。おめでとう!

真田広之氏の功績に心より敬意を表します。


注目すべきは、なんと台詞の70%が日本語だという。
デズニー+配信とはいえ、日本語で放映された連続テレビドラマがエミー賞最多受賞とは驚きです。


思えば1990年代以降のグローバリズムという、アメリカの諸価値をデファクトスタンダードにする、帝国主義的戦略は、現在もビッグ・テック(GAFAM)に引き継がれている。


一方、昨今では日本語を話す欧米からの観光客が目立っているように感じる。テレビ番組で、どこで日本語を覚えたかを質問すると、若者のほとんどが、日本のマンガ、アニメからだと回答している。

「ナルト」「ハガレン」「ドラゴンボール」「ヒロアカ」など日本のマンガ、アニメはアメリカをはじめ世界的人気です。


2021年にアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した「千と千尋の神隠し」も英語字幕で上映されました。


日本の文化が、戦後欧米で評価された一番手は黒澤明監督の映画だろう。ジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ」は黒澤の「隠し砦の三悪人」の影響を語り、オビワン役を三船敏郎にオファーした事は一部の映画ファンには有名です。

また、村上春樹の小説も英語に翻訳されて人気があります。

黒澤にしろ、村上にしろ、支持者はハイカルチャーを受容する観客であり読者だろう。


マンガ、アニメはより広範な大衆に対するサブカルチャーです。

ヒップホップ文化から生まれたラップミュージックが世界を席巻したように、オタク文化のマンガ、アニメは日本語(日本文化)がクールだと世界に知らしめたようです。


「SHOGUN 将軍」の成功は、

マンガ、アニメがもたらした日本語(日本文化)の受容が大きいと思う


いまさら、

GAFAMにはかなうまい、

コンテンツとカルチャーで勝負

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