コービンのコメントが示すように、反緊縮運動は、実はマーガレット・サッチャー とロナルド・レーガンが導入した自由市場、金融を基盤にする攻撃的な形の資本主義 ーー今や新自由主義(ネオリベラリズム)という、たちの悪い名前で知られている ものーーに反対する広範な闘いの継続にほかならなかった。 1980年代に労働運動が牽引したこの闘いは初戦で負けた。 1991年に冷戦が終結したとき、新自由主義の唱導者は完全勝利を宣言できた。 どうやら「歴史の終わり」らしかった。 それはグローバリゼーションの時代だった。 英国では1994年、労働党が、サッチャー主義の基本教義を覆すことはできない と譲歩し、ニューレイバーになった。 本当に「他に選択肢はない」(There Is No Alternative TINA)ように見えた。