孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】何故、藤井聡太氏言及で『１３歳からの日本外交』を書き始めたか。

スポーツ若い人トップに。体操コマネチ１４歳で金。頭脳分野でもトップになれること将棋の藤井聡太氏示す。背景にトップの思考吸収。外交分野でも同じ。世界のトップの考えに触れ、知的鍛錬。
2019-04-14 07:191

運動分野では、若い選手が世界一の座を獲得できるのを示してきました。

１９７６年、ルーマニアのコマネチが、14歳で、モントリオールオリンピックにおいて、体操女子個人総合金メダルを取りました。日本選手でも、1992年１４歳の岩崎恭子さんが、バルセロナオリンピックにおいて、200m平泳ぎで金メダルを獲得しました。

ただ、私達は、知的な分野では、中学生が世界一や日本一になることはないとと思ってきました。

２０１７年この考えを覆す出来事がありました。将棋の世界での藤井聡太さんの活躍です。

何故藤井聡太さんは一流の棋士を負かすまでに強くなったのでしょうか。

藤井聡太さんが強くなった理由には少なくとも①詰将棋と②一流棋士の考えの吸収と⓷AIの利用があります。

藤井聡太さんは小学校低学年の時、大阪の関西棋院に通います。この時、お母さんがノートに将棋の問題を書いて、赤鉛筆でマルバツをつけてあげていました。詰碁が主体でしたが、第一人者羽生善治氏の棋譜の中から「羽生善治氏が次の一手で何を選んだか」という問題もありました。つまり、藤井聡太さんは小学校低学年の時に、将棋の第一人者の考えを吸収していたのです。

　社会科学を学ぶ時もまた「一流」に接することが重要です。

どうしたらいいでしょうか。読書です。読書を通じて一流の人と接するのです。

『１３才からの日本外交』で言及した人々（全ての人を肯定的にみている訳ではない）。考え

・ホーキング（英国物理学者）、・キッシンジャー、・ル・カレ（スパイ小説作家）

・マクロン仏大統領、・スティムソン陸軍長官（日米開戦時）、羽生善治、ランド研究所

・アイゼンハワー大統領、ジョセフ・ナイ教授、トーマス・フリードマン、『ジャッカルの日』、メルケル大統領、ワシントン・ポスト紙、CIA,シェリング教授（ノーベル賞）、マクナマラ国防長官、小倉和夫、枝村純郎、マコーマック教授、ルース・ベネディクト、孫子、

ラブレース（戦略研究所所長）、夏目漱石、重光葵、岸信介、大野勝巳、パウエル参謀総長、

ジアラ（国防省日本部長）、モーゲンソー、ターナー元CIA長官、アグネスチャン、福田康夫、田中角栄、アーミテージ、ファクラー（NYT東京支局長）、小泉首相、伊藤博文。ビン・ラディン、コスイギン首相、周恩来首相、サダム・フセイン、吉田茂、ルーズベルト大統領、スターリン、トルーマン、ダレス国務長官等