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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの『検証・外国人の眼』ベルク・フランス地理学者、聖なるものの起源の場所が最初に形を持った時、それは人間の作った建物ではなく、自然のままの地形の一部。

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【孫崎享のつぶやき】

『検証・外国人の眼』ベルク・フランス地理学者、聖なるものが「里」より、むしろ「野」や「山」という野生空間よに。聖なるものの起源の場所が最初に形を持った時、それは人間の作った建物ではなく、自然のままの地形の一部。

2018-02-21 08:423


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国土◆愁戰襯・フランス地理学者

オギュスタン ベルクは一九四二年生まれ。フランスの地理学者でフランス社会科学高等研究院教授。一九六九年初来日し、宮城大学教授などとして通算十数年、日本に滞在した

・山々には目を奪うような尖峰が欠けてはいるものの、造山運動の歴史が比較的浅く、気候が激しいために、斜面は切り立っていて谷はV型と深く刻みこまれている。そのため、日本のわずかの隆起でさえ、しばしば本物の山の姿をとる。
・日本の山は交通の点からしても困難な自然環境だが、住民にとっても厳しい環境である。
・短くて速い流れは平野部にあっても、山の近いことを感じさせる(急激なすさまじい増水、劇的な流出と浸食、河床の容赦ない移動等列挙)。
・沿岸地方は有史以来、特権的な美的テーマであり、隣の朝鮮や中国には見られないほどの段階まで活用され、開発されてきた。
・日本の文化は海洋国の文化という以上に沿岸国の文化である。日本の海岸線の総延長は世界第三位にある(注、今日、CIA「ファクトブック」で六位としている)。
・居住域は日本列島の低地に集中していて、その度合いは近隣の居住域にはみられないほどである。
・「山」と「野」はどちらも「里」と「都」とは対照的に非居住域の側に属しているのである(省略)。本来聖なるものであった遊戯が「里」自体よりも、むしろ「野」や「山」という野生の空間を舞台にしていたことは興味深い。
・日本の場合には(居住域と非居住域の)双方の領域間に恒常的な交流があるとされている。
・聖性は源泉からの距離に応じ野生の空間の奥へと入り込む度合に比例して高まっていく。
・聖なるものの起源の場所が最初に形を持った時、それは人間の作った建物ではなく、自然のままの地形の一部だったのである。
・日本語で文法上の主語がはっきりしていない、あるいは必要でないということと、日本固有のある傾向の間には何等かの繫がりがあるようだ。その傾向とは、主体を環境に溶かしこみ、人間と事物との一体を尊び、言葉によるコミュニケーションを貶め、他の言語活動を尊重し、理性の働きよりも感受性を高く位置づけ、自然や自然的なものや気分屋風土を賛美するというものであり、これは要するに人格の個別化を排斥し、共同的な一体性を称揚する傾向である。

「考察への問い」

(1)ベルグ氏は日本の川の特徴を「短くて速い流れは平野部にあっても、山の近いことを感じさせる」と記述しているが、これを例えば、欧州のライン川、中東のチグリス川、エジプトのナイル川等と比較して、そのような結論が出るか。

(2)現代は別として歴史的に日本人は野にくりだす国民と言えるか。現代にそのような傾向があるか。花見や高尾山(山として世界一訪問客が多い)はその例になるか。

(3)神社の御神体と自然との関係はどの様になっているか。

コメント(2)

このベルグ氏の分析は、ほぼ同意できます。
>>[1]

「イイネ」に厚く御礼申し上げます。

ベルグ氏の分析、私も賛成です。
いつもの孫崎さんの視界とは少し異なる領域なので、読んでくださる方の反応が気になっていました。
ほっとしております。(^^;)

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