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サントラもいいけどニセトラもねコミュのミシェル・クレマン・オーケストラの更なる詳細

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以前にもお伝えしたが、ミシェル・クレマン・オーケストラについて詳しく述べたいと思う。

映画音楽の趣味を持って50年余り。60年代の後半から80年代後半の約20年にわたって活躍した楽団の一つがミシェル・クレマン・オーケストラである。気になったのは、顔写真があるからだ。

70年代の映画音楽量産時代に大量のカバーを録音し、その中にはサントラが発売されない貴重なカバー演奏が多数含まれていた。それをサントラの代用品として聴いて成長した映画音楽ファンも多くいた。

そのような中でミシェル・クレマン・オーケストラを研究対象とし、調査した。

ミシェル・クレマン・オーケストラの名前を初めて聞いたのが73年頃だった。実際には60年代後半から演奏に携わっていた。フィリップス・レコードはフランス映画を中心にヨーロッパ映画全般のカバーを担当する演奏家としてミシェル・クレマン・オーケストラを立ち上げた。クレマンの最も早い時期のレコード『ロミオとジュリエット〜ヨーロッパ・スクリーンテーマ・デラックス(SFX-7161)』にはミシェル・クレマンのことを次のように紹介している。
「フランスの新進オーケストラ・コンダクター兼編曲者のミシェル・クレマンの指揮する、ミシェル・クレマン・オーケストラ。ギターやトランペット等をフューチャーして若々しいサウンドを聴かせます。」このオムニバスLPには『白い恋人たち』『若草の萌える頃』『雨あがりの天使』『明日に賭ける』『オー!』『サムライ』『恋びと』『個人教授』『ジョアンナ』『しのび逢い』『など、フランシス・レイ、フランソワ・ド・ルーベ、ジョルジュ・ドルリューのフランス映画の最新映画音楽が網羅されている。この後クレマンは70年代初頭の映画音楽量産時代に、大量のカバーの編曲・録音を担当することになった。フィリップス・レーベルはこの時代た他社と張り合うように大量の映画音楽のシングル盤のカバーや各種オムニバス盤、映画音楽全集のバラ売りやボックス物を発売した。クレマンの活躍は八面六臂の活躍だった。シングル盤では3曲入って600円というサービス盤の<3本立てロードショー>(FILM-2000〜)を録音発売した。クレマンの演奏は取り立てて個性的な演奏を聴かせてくれるわけではないが、サントラ音源のないカバー盤を数多く録音していて、当時の映画音楽ファンの間ではスタンリー・マックスフィールド・オーケストラ等と共に結構愛聴されたものである。
たとえば『コマンチェロ』『大列車強盗』『男の出発』『ダーティーハリー2』など、サントラ盤の発売されない欲求不満から買ったファンも多かった。

さて、当時ミシェル・クレマンはフランスの音楽家だと思われていた。ミシェル・ルグランとルネ・クレマンを合体させたような名前ではあるが、フランスの山田太郎のようなものとしか思わなかった。指揮している写真もフランス人の風貌である。この後、ミシェル・クレマンは日本人の変名だと人々の口にするようになった。しかしながら大量に発売された全集物『世界の映画音楽全曲集』には<フランスより原盤直輸入>と記されている。これはどのように解釈したらいいのだろう。

ミシェル・クレマンはフランスの若手編曲指揮者とレコードに記載され、その写真も掲載されていた。これではいかにもそういう音楽家が実在するかの印象を与えるが、ミシェル・クレマンは実在しない音楽家であることは早い段階から言われていた。本国フランスでクレマンのレコードが発売されていないのが大きな根拠である。

その後、クレマン=都倉俊一説まで出てきたが、実際のところ、知り合いにフィリップスのディレクターだった人からの証言を得ることができた。ミシェル・クレマン・オーケストラはフィリップス・スタジオ・オーケストラで、そのアレンジを当時の林一と利根常昭というGSなどのアレンジャーの仕事であったということだ。

林一はテレビ『柔道一直線』『妖術武芸帖』(共に69)の主題歌の作編曲者である。他にテレビアニメの『ウメ星デンカ』(69)を担当している。映画音楽は国映のピンク映画『腐肉の喘ぎ』を筆頭に、『白鳥』(66)『二人の銀座』(67)『スパイダースのバリ島珍道中』などの日活映画3作品を担当している。

一方、利根常昭はジャズ・ピアニストで、その後作品が認められ作詞作曲活動、そしてそして編曲に携わっている。フィリップスでは森山良子、ザ・サページ、ザ・スパイダース、ザ・テンプターズのGS、尾崎紀世彦、長谷川きよし、マイク真木などが有名。映画音楽も100あまりを作編曲。その他『トッポジージョ』アニメ『ダメおやじ』などの音楽を担当。CM作品も多い。

フィリップス・レコードのイメージ写真販売戦略で、たまたま渋谷の街を歩いていたフランス人にモデルになったのが、ミシェル・クレマンの写真であった。

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