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AKB妄想エイトコミュの将棋部の部長と大島優子

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昼休みの教室の隅。

また今日も1人将棋の盤を見つめてる。


僕は性格が暗くて友達はいないし勉強はクラス全体のやや下の順位。人と話すのが苦手。運動もできない。

唯一の特技は将棋。将棋部の部長を務めている。

まぁ、部員は僕1人。



こんな冴えない毎日で明日世界が滅びると知っても、きっと特に驚かないし慌てない。

どうせすでに終わった人生…そんな事を考えるのが当たり前になっていた。



「ねぇ!体育館行こうよ!
バレーボールやってるんだけど人数が足りないんだ!」



まただ。

また大島さんだ。



話しかけてきたのは同じクラスの大島優子さん。


美人で明るくて成績もよくてスポーツ万能。

全てが完璧な人。

僕とは真逆の人。

話しかけられるだけで申し訳なくなる。



「ぼ…ぼくは…いいよ。」

僕なんかが行ったらきっとみんな嫌な顔をする。



「なんでー?バレー楽しいよ?
あ、もしかして苦手なのぉ?
教えてあげるから!行こ?ほら!」



大島さんが僕の手を取り、立ち上がろうとする。

温かくて優しい手。

初めて話しかけてくれたのは中1の夏だった。

あの日から僕はずっと大島さんを好きだった。



「ちょっと優子ー!なにしてんのよー!」

「早く体育館行こうー」

「え?またアイツ誘ってる…」



クラスの他の女子が大島さんを呼ぶ。

僕のことを煙たい目で見ながら。



「ヒソヒソ(もぉー優子ったら、こんな奴誘わないでってこないだも言ったじゃん)」

「えー?なんで?
人数多い方が楽しいじゃーん!」

「ヒソヒソ(ちょっ…あんたねぇ…いいからこんなオタク無視して行こうよ)」



やっぱり僕なんか行かない方がいい。

そう…僕なんか…。



急に恥ずかしくなって大島さんの手を振りほどく。

僕は…1人でいいんだ。



「じゃあアタシ今日は将棋する!」



え?



「ち…ちょっと!優子!何言ってんの!?将棋って…」

「いいの!アタシ将棋やる!
ねっ、教えてよ!」

「もぉー!優子ー!」



こうして今日の昼休みは大島さんと2人で将棋をした。

僕のハートにはずっと王手がかかっていた。

コメント(2)

優子さんは優しい方なんですね。
他の友達の声を気にもしない優子さん、本当、素敵ですぞ!
僕も、今日いろいろあったので書いて見ようと思います。

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