行方不明者、未解決、不思議コミュの時効成立、　１９８２年６月６日新宿歌舞伎町ﾃﾞｨｽｺ少女殺人事件（東京都）

正午頃､千葉県横戸町（現･千葉市花見川区横戸町）の花見川近くのｻｲｸﾘﾝｸﾞﾛｰﾄﾞで､東京都港区白金台に住む区立中学校３年生の落合雅美さん（１４歳）が首を切られて死んでいるが発見された｡
　落合さんは半年前まで母親の実家がある茨城県古河市内に住んでおり､このときの小学校時代の同級生と一緒に５月３０日から行動をともにしていた｡
　６月５日の夕方から６日未明にかけて東京都新宿区の歌舞伎町のﾃﾞｨｽｺでこの友人と遊び､その後ｹﾞｰﾑｾﾝﾀｰにいるところ､若い男に声をかけられたという｡６日午前８時過ぎに｢川を見に行こう｣と男とﾄﾞﾗｲﾌﾞに行き､午前１１時頃に現場に着いたという｡友人は車の中で寝そうになった際､男に散歩に行こうと声をかけられて車から降り､直後に顔を殴られ､首を絞められ気絶した｡車の急発進する音に気がつくと､そばで落合さんが倒れており､通りがかりの人に１１０番を依頼した｡
　司法解剖の結果､落合さんの死因は首を絞められたことによる失血死だった｡ｱｷﾚｽ腱も切られていた｡　
　一緒にいた友人は男について２５歳くらいで､身長は１７０ｾﾝﾁくらいで､丸顔でﾊﾟｰﾏをかけていたという｡現場から犯行に使われたﾅｲﾌも見つかった｡
　警察は男の似顔絵などを作って歌舞伎町で集中的に聞き込みを行ったが､犯人逮捕には結びつかず､１９９７年６月６日に時効が成立した｡
　この事件は､歌手の尾崎豊さんが｢ﾀﾞﾝｽﾎｰﾙ｣という歌の題材にしたことで広く知られている｡