日テレ水曜ドラマ『リバウンド』コミュの★プリン　Cake One Point　Lesson★

【ケーキ作りの裏話】
懐かしい！！空飛ぶプリン？

ニコちゃんがここにいたとは！びっくり！しませんでしたか？
プリンは、どんな人でも想い出のあるスィーツですよね。
それだけに、アンジュのプリンを完成させるまでには、
いろいろ、意見が出され、改良されていきました。
そして、空飛ぶプリンが出来あがったのです。
一見、普通のプリン（わざと、普通よりも地味なデザインです）
なのですが、ひとたび、お皿を持ちあげてみると、お皿からの下、
満面の笑みのニコちゃんが現れ、思わずみんな笑顔になります。

このニコちゃんは、専用の焼き印を作ってもらい、
それを火で熱して、ひとつひとつのプリンに焼きつけています。
いろいろな人の想いと手間がかかったプリンです。
そして、もう１つプリンがあったのを見ていただけましたでしょうか。

そう、信子のお母さん、智恵さんが信子の小さい時から
作ってくれていたプリンです。このプリンを思い出して、
アンジュのプリンを完成させるという設定だったので、
アンジュのプリンに似ているけど、
ちょっと違うお母さん手作り風のプリンを作りました。
アンジュのプリンは焼きプリンですが、
お母さんのプリンは、ゼラチンを使ったゼリータイプのプリンです。

そして、この２種類のプリンを巡って、ちょっとした論争がありました。
２種のプリンを食べ比べた、キャスト、スタッフのみなさんが、
「お母さんのプリンがおいしい！！」、
「アンジュの焼きプリンが懐かしくておいしい」と、
完全に２派に分かれたのです。
私が、思うに、監督をはじめとする焼きプリン派は、
少々年齢が上の方々だったようです（笑）。

【ワンポイントレッスン】
みんなが大好きな、カスタードプリンは、今、なめらかさを
競うような商品になっています。信子のお父さんの睦己さんの
セリフにもあるように「プリンは飲み物だから」というくらい、
「とろけるプリン」、「なめらかプリン」といったやわらかさのものが、
プリンと思っている方も多いかもしれません。
でも、本来のプリンは、アンジュのプリンのように、
型からだしても、しっかりしているかたさのものです。

卵をよくといてここにグラニュー糖を加えてすりまぜます。
牛乳にバニラビーンズを加え、沸騰させないように温めます。
この牛乳を卵に加え、よく混ぜ合わせ、
シノア（漉し器）で裏ごします。これで、プリン液のできあがりです。

プリン型には、砂糖を焦がしたカラメルを入れ、
プリン液を流して、オーブンで湯煎焼きをします。
天板にお湯をはって、そこにプリンを並べて、低温で焼きます。
卵の使い方でプリンのかたさの調節ができます。
なめらかプリンを作る場合には、卵黄だけを使い、
牛乳の代わりに生クリームを加えると、
さらに濃厚なプリンに仕上がります。