第２８回 自慢の娘
ついに鶴ヶ城に程近い小田山から砲撃が届き始める。竹子(黒木メイサ)の死を悲しむ間もなく、八重(綾瀬はるか)は尚之助(長谷川博己)と共に四斤山砲を操って反撃を試みる。その砲弾は見事敵陣に命中。しかし、敵からの砲撃は激しさを増すばかりだった。
そんななか、八重は着弾した砲弾に、濡れた着物を被せて爆発を未然に防ぐという荒技をやってのける。その様子をかいま見た容保(綾野剛)は、八重を陣所に呼び出して、砲弾の構造を説明させる。しかしその後、八重の荒技が思わぬ悲劇を生むことになり…。
◎道先案内◎
・感想は、ネタバレ禁止ですが史実バレはＯＫとします。
・ネタバレの「バレ」の基準は放送時点と考え、放送前に未来の放送内容を語ることをネタバレとします。
・地上波の放送と同時進行が現在と考えます。ＢＳ放送は、地上波より先に放送されますので、その感想は「ネタバレ」になりますので別なところに書き込んでください。
・ネタバレの「ネタ」の基準は、新島八重の人生と、それ以外の歴史上の事件等に分けて考えます。新島八重の人生に関することを語ることは「ネタバレ」とします。一方「史実バレ」は、新島八重本人ではない歴史上の事実を指し、それに関して語ることは自由とします。
・今回の新島八重に関しては、義務教育の歴史教科書には載っていませんので、歴史上すでにわかっている史実を感想に書き込む「史実バレ」は、ドラマを理解するのにプラスになると考え、『史実バレ』はＯＫとします。
・放送終了後にその日の内容を語ることは、全く自由です。
・ＢＳ・予告編の感想は、以下のトピックにお願いいたします。
ＢＳ・予告編の感想専用トピ
http://
・どちらの感想トピでも史実バレや展開予想を含むすべての感想の書き込みが自由です。のびのび書き込んでください。
♪♪ｚｅｒｏのひとこと
第２８回。
会津若松城での籠城戦の続き。
大砲の球を爆発させない荒技は、命がけですね。
誰かが真似をしたら、犠牲者が出ることは明らかです。
八重が散らなくても、誰かが散る。
「会津は負けねえ」は、
決して勝つという見込みのない戦い。
じり貧であることは明白。
どこで「参りました」と戦いをやめるか。
頼母の忠言を聴く耳を持たなかった容保は、
前近代的なリーダーだったということでしょうね。
武士道的には勇ましいが、
本当に民を思っての行動ではありません。
ついに鶴ヶ城に程近い小田山から砲撃が届き始める。竹子(黒木メイサ)の死を悲しむ間もなく、八重(綾瀬はるか)は尚之助(長谷川博己)と共に四斤山砲を操って反撃を試みる。その砲弾は見事敵陣に命中。しかし、敵からの砲撃は激しさを増すばかりだった。
そんななか、八重は着弾した砲弾に、濡れた着物を被せて爆発を未然に防ぐという荒技をやってのける。その様子をかいま見た容保(綾野剛)は、八重を陣所に呼び出して、砲弾の構造を説明させる。しかしその後、八重の荒技が思わぬ悲劇を生むことになり…。
◎道先案内◎
・感想は、ネタバレ禁止ですが史実バレはＯＫとします。
・ネタバレの「バレ」の基準は放送時点と考え、放送前に未来の放送内容を語ることをネタバレとします。
・地上波の放送と同時進行が現在と考えます。ＢＳ放送は、地上波より先に放送されますので、その感想は「ネタバレ」になりますので別なところに書き込んでください。
・ネタバレの「ネタ」の基準は、新島八重の人生と、それ以外の歴史上の事件等に分けて考えます。新島八重の人生に関することを語ることは「ネタバレ」とします。一方「史実バレ」は、新島八重本人ではない歴史上の事実を指し、それに関して語ることは自由とします。
・今回の新島八重に関しては、義務教育の歴史教科書には載っていませんので、歴史上すでにわかっている史実を感想に書き込む「史実バレ」は、ドラマを理解するのにプラスになると考え、『史実バレ』はＯＫとします。
・放送終了後にその日の内容を語ることは、全く自由です。
・ＢＳ・予告編の感想は、以下のトピックにお願いいたします。
ＢＳ・予告編の感想専用トピ
http://
・どちらの感想トピでも史実バレや展開予想を含むすべての感想の書き込みが自由です。のびのび書き込んでください。
♪♪ｚｅｒｏのひとこと
第２８回。
会津若松城での籠城戦の続き。
大砲の球を爆発させない荒技は、命がけですね。
誰かが真似をしたら、犠牲者が出ることは明らかです。
八重が散らなくても、誰かが散る。
「会津は負けねえ」は、
決して勝つという見込みのない戦い。
じり貧であることは明白。
どこで「参りました」と戦いをやめるか。
頼母の忠言を聴く耳を持たなかった容保は、
前近代的なリーダーだったということでしょうね。
武士道的には勇ましいが、
本当に民を思っての行動ではありません。
|
|
|
|
コメント(28)
そ〜なんですよね……。
ドラマなどだと会津戦争はまるで国家総動員戦みたいに描かれることが多いですけれど、松平家に従って積極的に戦闘に参加していたのは武士階級だけで、農民たちの中には新政府軍に協力する者も多かったようですね。
のんべさんがおっしゃるように会津藩は京都駐留の経費を捻出するためにだいぶ、農民たちに苛斂誅求を加えていたため、百姓の怨嗟の声が野に溢れていた……、というなことを当時の外国人軍事顧問が手記に書いていたそうです。
ところが（映画やドラマの影響もあるのでしょうか）現代の福島県人といったら一人残らず会津藩士の末裔みたいな顔をして、口を極めて長州をけなしてみせる。
そう言えば会津若松市の市長は代々、松平姓の容保の子孫（？）だったという時代もあったようですね。
あの辺、よく判らない……。
ドラマなどだと会津戦争はまるで国家総動員戦みたいに描かれることが多いですけれど、松平家に従って積極的に戦闘に参加していたのは武士階級だけで、農民たちの中には新政府軍に協力する者も多かったようですね。
のんべさんがおっしゃるように会津藩は京都駐留の経費を捻出するためにだいぶ、農民たちに苛斂誅求を加えていたため、百姓の怨嗟の声が野に溢れていた……、というなことを当時の外国人軍事顧問が手記に書いていたそうです。
ところが（映画やドラマの影響もあるのでしょうか）現代の福島県人といったら一人残らず会津藩士の末裔みたいな顔をして、口を極めて長州をけなしてみせる。
そう言えば会津若松市の市長は代々、松平姓の容保の子孫（？）だったという時代もあったようですね。
あの辺、よく判らない……。
>>[9]のご意見とはいえ、あそこまで事実を変更するのは娯楽作品といえどもいかがなものかと思いますよ。
それにあの一連の描写では、
『“焼玉押さえ”は、まるで八重が城内の婦女子に対して教えたかのごとくになっている（歴史的にはそこまで確認されていない）』
『ドラマの中では重要人物である二葉（山川大蔵夫人）の死という重要なエピソードのきっかけになっている』
『あの時代の軍事技術というか、戦法までを誤解させる可能性が高い。火薬によって爆発する可能性の高い弾丸を濡れた布団で消化するのと、本来の焼玉式焼夷弾を消化するのでは、まるでその危険性が違う。ＮＨＫのあの描写のままでは、必要以上に会津の婦女子たちのヒロイズムを強調する結果になりかねない（今さら、どうしようもないですけどね）』
という、悪い可能性が高いと思いますけどねぇ。
それにあの一連の描写では、
『“焼玉押さえ”は、まるで八重が城内の婦女子に対して教えたかのごとくになっている（歴史的にはそこまで確認されていない）』
『ドラマの中では重要人物である二葉（山川大蔵夫人）の死という重要なエピソードのきっかけになっている』
『あの時代の軍事技術というか、戦法までを誤解させる可能性が高い。火薬によって爆発する可能性の高い弾丸を濡れた布団で消化するのと、本来の焼玉式焼夷弾を消化するのでは、まるでその危険性が違う。ＮＨＫのあの描写のままでは、必要以上に会津の婦女子たちのヒロイズムを強調する結果になりかねない（今さら、どうしようもないですけどね）』
という、悪い可能性が高いと思いますけどねぇ。
第２８回。
会津若松城での籠城戦は依然続きます。
大砲の球を爆発させない八重の荒技は、まさに命がけです。
むしろ、素人が真似をしたら、確実に犠牲者が出ます。
そのことが改めて映像化されると、インパクトがありました。
八重が散らずに、周りの女性が犠牲になりました。
八重にも一因があると思われます。
こんなことは素人が手を出すことではない。
そう言って、自分だけがするべきでした。
「会津は負けねえ」と八重はいいますが、
決して勝つという見込みのない戦いです。
じり貧であることは誰の目にも明らかです。
将棋ならどこで投了するかの問題。
「参りました」という勇気が必要です。
素人ほど最後の最後まで戦います。
王様が詰みあがるまで戦いをやめません。
プロは、もはやこれまでということで、
かなり早い段階で投了します。
先が見えているからです。
それがプロの美学です。
頼母は、この期に及んでよくも勇気を出して言ったものだと思います。
戦いで「命は惜しくない」ということは簡単でしょう。
武士道なのかもしれません。
ただ、きれいに散ることが武士道なら、
いまは悪あがき、無駄な努力。
投了すべき時はすでに過ぎているので、
すぐにやめるべきなのにやめない。
頼母の忠言を聴く耳を持たなかった容保は、
前近代的なリーダーだったと改めて感じました。
左遷をしておきながら、涙のシーンを入れていましたが、
実際の容保は、そのように感じたとは思えません。
会津びいきの映像でしょう。
武士道的には命を惜しまず戦うのは勇ましいのでしょうが、
本当に民を思って、戦況を冷静に判断する能力があれば、
武士らしく切腹に等しい「投了」をすることもできるはず。
自分が腹を切れば、会津の民が助かるのであれば、
自分の命を捨てればいい。
それこそ名君。
籠城戦まで持ちこんでしまい、多くの兵力を失った今、時すでに遅し。
将棋でいえば「駒損」が激しく、反撃の見込みも全くない。
投了もやむなし。
まさに降参すべき時はとっくに過ぎていますが、それでも一刻も早い方がいい。
来週のどの時点でそうなるのか。
犠牲者が少なければいいが。
そんな心配が残った今回のお話でした。
会津若松城での籠城戦は依然続きます。
大砲の球を爆発させない八重の荒技は、まさに命がけです。
むしろ、素人が真似をしたら、確実に犠牲者が出ます。
そのことが改めて映像化されると、インパクトがありました。
八重が散らずに、周りの女性が犠牲になりました。
八重にも一因があると思われます。
こんなことは素人が手を出すことではない。
そう言って、自分だけがするべきでした。
「会津は負けねえ」と八重はいいますが、
決して勝つという見込みのない戦いです。
じり貧であることは誰の目にも明らかです。
将棋ならどこで投了するかの問題。
「参りました」という勇気が必要です。
素人ほど最後の最後まで戦います。
王様が詰みあがるまで戦いをやめません。
プロは、もはやこれまでということで、
かなり早い段階で投了します。
先が見えているからです。
それがプロの美学です。
頼母は、この期に及んでよくも勇気を出して言ったものだと思います。
戦いで「命は惜しくない」ということは簡単でしょう。
武士道なのかもしれません。
ただ、きれいに散ることが武士道なら、
いまは悪あがき、無駄な努力。
投了すべき時はすでに過ぎているので、
すぐにやめるべきなのにやめない。
頼母の忠言を聴く耳を持たなかった容保は、
前近代的なリーダーだったと改めて感じました。
左遷をしておきながら、涙のシーンを入れていましたが、
実際の容保は、そのように感じたとは思えません。
会津びいきの映像でしょう。
武士道的には命を惜しまず戦うのは勇ましいのでしょうが、
本当に民を思って、戦況を冷静に判断する能力があれば、
武士らしく切腹に等しい「投了」をすることもできるはず。
自分が腹を切れば、会津の民が助かるのであれば、
自分の命を捨てればいい。
それこそ名君。
籠城戦まで持ちこんでしまい、多くの兵力を失った今、時すでに遅し。
将棋でいえば「駒損」が激しく、反撃の見込みも全くない。
投了もやむなし。
まさに降参すべき時はとっくに過ぎていますが、それでも一刻も早い方がいい。
来週のどの時点でそうなるのか。
犠牲者が少なければいいが。
そんな心配が残った今回のお話でした。
ｚｅｒｏさん、
『名君トピ』建てていただいてありがとうございました。
せっかくですので色々と書き込みたいと思っていますが、やっぱりちょっと怖い（笑）ですねぇ……。
もうちょっと待っててください。
今回のドラマでの山本権八の役どころは、厳格な父親でありながらその実は家族を愛しており、子供たちを立派な人間に育てようとしている善良な武士の姿でありました。
結末は悲劇になることが判っているだけに、権八が出てきて山本家の暖かい団欒の光景が画面に描かれると、正直な話ホッとしていましたね。
あの優しくて力強い権八父さんも来週の放送では死んでしまうのかなぁ……。
でもきっと、会津武士の鑑とも言えるような立派な最後を見せてくれるのだろうと思います。そうでないとＮＨＫさん、もう見てあげないよ。
『名君トピ』建てていただいてありがとうございました。
せっかくですので色々と書き込みたいと思っていますが、やっぱりちょっと怖い（笑）ですねぇ……。
もうちょっと待っててください。
今回のドラマでの山本権八の役どころは、厳格な父親でありながらその実は家族を愛しており、子供たちを立派な人間に育てようとしている善良な武士の姿でありました。
結末は悲劇になることが判っているだけに、権八が出てきて山本家の暖かい団欒の光景が画面に描かれると、正直な話ホッとしていましたね。
あの優しくて力強い権八父さんも来週の放送では死んでしまうのかなぁ……。
でもきっと、会津武士の鑑とも言えるような立派な最後を見せてくれるのだろうと思います。そうでないとＮＨＫさん、もう見てあげないよ。
先日の放映で興味深かったのは、鶴ヶ城の軍議で恭順（和平）論を主張した西郷頼母が松平容保から疎まれて、会津を追放されるエピソードですね。
あれほど“命にかえても会津を護れ”と自分に言い聞かせていた頼母が、会津を脱出する。
それだけでなくナレーションによれば頼母はその後、北海道までくだって榎本武揚らが率いる蝦夷共和国軍に加わり函館戦争に参加したそうです。
……？
しかしこれは奇妙な話ではありませんか。
いったい西郷頼母は、戦争がしたかったのか。それとも戦争を止めたかったのか。
私は、こう考えます。
榎本武揚らの蝦夷共和国には、内地の明治政権以上の開明的な国家を北海道の地に築き上げようとする明確なビジョンとその意思があった。
しかし一方の松平容保が指揮した会津戦争には、そういった未来に対する構想が何も無い。
容保の会津戦争はあくまでも、古い時代のイデオロギーと彼自身の意地（というかメンツ）でしかなかった。
日本全国があれだけ新しい時代を感じ、それにどう対応していこうかと模索していた時代に、これではあまりにもどうかしている。
“欠陥”という言葉さえ感じられるくらいです。
ようするに西郷頼母はあの時、松平容保という主君を見限ったのではないでしょうか。
未来に対して何のビジョンも持たない上司に仕えることほど、人間として虚しいことはありません。
- mixiユーザー
- ログインしてコメントしよう！
|
|
|
|
２０１３年ＮＨＫ大河 八重の桜 更新情報
-
最新のイベント
-
まだ何もありません
-
-
最新のアンケート
-
まだ何もありません
-
