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千載和歌集コミュの式子内親王の歌  その3  月こそ色も

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式子内親王の歌  その3  月こそ色も


   草も木も秋の末葉は見えゆくに
     月こそ色もかはらざりけれ (秋歌下 335 式子内親王)

「草も木も、その先端の葉に秋の色に見えてゆくが、月こそは色も変わらなかったことだよ」(イベリコ)

 式子内親王の歌としては常套的なものではないだろうか。月の常住を述べるものとして、秋の草木を取りあげ、その秋色に変化するという無常の世界とを対比させるのである。
 慈円の千載和歌集にある次の歌の方が深みがあるように思える。


   月かげの入りぬる跡に思ふかな
     まよはんやみの行末の空  (雑歌上 1021 法印慈円)

「月が入ってしまった跡の闇の空によって、将来迷うであろう無明長夜の闇を思う」(久保田淳)


「百人一首一夕話」から彼女のことを以下に記す:

「この内親王もとより和歌をよくし給ひし事、斎院紀に見えたり。平治元年に賀茂の斎院に立らせ給ひ准三宮の位にならせ給ひしかど、嘉応元年御病によりて職を辞し給ひ、建久八年に蔵人兼仲・僧歓心が事によりて、都のほかに出だし奉らんとせられけれど、その儘になりて後薙髪し給ひ、御法名を承如法と申せし由また斎院紀に見えたり。後の書に大炊御門の斎院とも萱の斎院とも高倉宮ともあるは、皆この内親王の御事なり。さてこの式子内親王と定家卿との密事を、昔より世にいひ伝へて謡曲にも作りたり。この事確かに物に見えたる事はなけれど、渓雲院殿の御物語を記したる渓雲問答に曰く式子内親王と定家卿との事世にいひ伝へたり、されど何にも見えたる事なし、或人のいふこの事父の俊成卿ほの聞き給ひけるが、或時定家の常に住み給へる所を見給へば、玉の緒よ絶えなば絶えねの歌書きたる内親王の手跡あるを見給ひて、定家が心を尽すもことわりと思ひてつひに諌め申されずと語る。何の書にあるぞと問ひたりしに、かやうに語り伝へたると聞き置きし由申す人ありきと真静物語りなり。明月記にもひたと内親王へ参られたる事、書き載せてありと宣へりと云々。」

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