今回のベンダ・ビリリの来日公演と映画の上映は、日本におけるアフリカ音楽史上歴史に残る出来事となった。コンゴ民主共和国という、長年に渡って希少金属の争奪戦を繰り広げる先進諸国がバックアップした民族紛争の中心地からやって来た彼らの音楽や生き様は、日本人にとってとても衝撃的だ。これを機にコンゴ音楽に目覚めた人達にとてもいいお知らせがある。ベンダ・ビリリの音楽は欧米音楽の要素も時折顔を見せるが、基本的には一般的なコンゴ・ルンバだ。そしてあの踊らずにはいられなくなるスタイルはコンゴ・ルンバの特徴であり、コンゴ国内やパリ、ブリュッセルにはああいう音楽を演奏するグループが数え切れない程あるのだ。政情不安な状態ではあるが、日本でもCDやDVDは容易に手に入れる事が出来る。関東なら東京に、EL SUR RECORDSがあり、関西なら大阪心斎橋にバオバブがあって、コンゴ音楽を大量に扱っている。EL SUR RECORDSはそのまんま、バオバブはバオバブ WEBで検索すれば、通販もある。富山県の射水市にあるFM局、エフエムいみずでは毎週土曜にコンゴ音楽専門の番組もある。日本でもコンゴ・ルンバを浴びる程聴く事が出来るのだ。ハマッちゃった人、どんどん音を手に入れよう(^^)