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JCPと国民統一戦線の建設コミュの衆院大阪12区補選 宮本氏の決断でみんなが結集 (しんぶん赤旗)

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「安倍政治 サヨナラ」へ 市民と野党の共闘 “展望見えた”
衆院大阪12区補選 宮本氏の決断でみんなが結集
2019年4月25日しんぶん赤旗

 宮本岳志前衆院議員が無所属で立候補し「市民と野党の統一候補」として奮闘した衆院大阪12区補選(21日投票)。宮本候補は及びませんでしたが、「市民と野党の共闘の今後の発展にとって大きな財産」(日本共産党常任幹部会声明)をつくりました。その“財産”とは――。

宮本さんの覚悟に背中おされた
 「立憲民主党ができる過程では(ネットでの)『枝野立て!』という声を受けて党が設立されたが、宮本さんの場合は『俺がやったる』と立ち上がり、それに呼応して全野党と1000人を超えるボランティアが結集し、それぞれの仕事をした。文字通りの『JOIN US(一緒にやろう)』ができた」

 一昨年の総選挙前から市民と野党の共闘にかかわってきた東京デモクラシークルーの井手実さんはこう振り返ります。

 補選は、自民党の北川知克元環境副大臣の死去に伴うもの。自民党は甥(おい)の北川晋平氏を擁立し「弔い選挙」と位置付け。維新は、2017年の衆院選で4割の得票を獲得した新人の藤田文武候補。同選挙区で議席を争い続けていた無所属の樽床伸二元総務相という、有力3氏が準備を先行させていました。

 そこへ宮本氏が「市民と野党の共闘で『安倍政治さよなら』ののろしをあげるという野党共闘の命運がかかった選挙」と立候補を表明したのは、告示が9日後に迫った3月31日。連日、ボランティアに駆けつけた大阪の市民運動のリーダーの一人は「宮本さんの覚悟に背中をおされて応援に参加した」と語り、三重県から何度も日帰りでボランティアに駆けつけた人は「大阪12区の選挙は、自民か維新か、共闘壊した側の代表かで自分たちの出番はないと思っていた。そこに宮本さんが無所属で立候補してくれ、僕たちが声をあげるチャンスをくれた。こちらが感謝したい」とのべました。

 告示日に応援にかけつけた市民連合の呼びかけ人・広渡清吾さん(元日本学術会議議長)が「宮本さんが立ち上がってくれたことによって、(沖縄3区とともに)市民と野党の共同の旗を、大きく日本の国民のみなさんにアピールできるようになった」とのべたように、宮本さんの立候補で市民と野党の共闘の大義の旗が立ったのでした。

全野党の代表 事務所激励
 「えっ! 枝野さんと玉木さんがきたんですか!」。19日、宮本事務所に訪れた20代の男性は「政策はいいと思うけど、野党共闘って全然すすんでいないのでは?」と疑問をぶつけてきました。そこで、立憲民主党の枝野幸男代表が15日に、国民民主党の玉木雄一郎代表が18日に、宮本事務所に激励に訪れたことを知らされると、驚きの声をあげたのです。

 告示前日の8日夜に自由党の小沢一郎代表、日本共産党の志位和夫委員長、社民党大阪府連の服部良一代表・元衆院議員、立憲民主党の村上史好衆院議員らが事務所を訪れ激励。主要政党の代表がそろって宮本事務所に激励にきたことは共闘前進の象徴でした。

 9日の宮本候補の出発式には、市民連合や「戦後の歴史にないたたかい」「宮本さんを一人でたたかわせるな」と国民民主党の国会議員を含む5野党が勢ぞろい。森友問題を国会でともに追及してきた野党議員らが続々と12区入りし、その数は6野党・会派の現職・元職49人にのぼり、市民と野党の共同街宣が繰り返し行われました。

「やったるで」市民が共同作業
 「参院選へ向けて、共闘の展望が見えなかった。宮本さんの決断で希望が見えた」とボランティアも連日、全国各地から寝屋川市の宮本事務所に集まり1000人を超えました。四條畷市、大東市の市民連合事務所にも300人が駆けつけ、3市に黄色のヤッケとノボリ旗がひしめきました。

 「JOIN US」との呼びかけに応えた市民・ボランティアのアイデアで「大阪やったるで祭り」と題した市民街宣、仕事帰りのサラリーマン向け宣伝、創意あるSNS発信なども発案されました。ボランティアルームでは自由党員、社民党員、共産党員などが支持政党の垣根を越えて政治談議をし、立憲パートナーズの人からは「見返りは民主主義」と書かれた畳1畳分もある大きな垂れ幕が送られました。

マニフェストで団結 本気の共闘へ第一歩
 宮本候補のマニフェスト(公約)も市民連合、共産党、自由党、社民党府連と練り上げ、共同会見で発表。10月からの消費税10%に反対▽安倍政権のもとでの憲法改定に反対▽ウソや忖度(そんたく)はもうさよなら▽カジノより子育て支援、教育充実、防災強化を―との公約に、自由党大阪府連代表の渡辺義彦元衆院議員は「十分、他党のみなさんにもご賛同いただける自信作です」と胸をはりました。

 ボランティアからは「反対のための共闘にとどまらず、希望ある政治を広げる共闘を」との声が出され、中盤から宮本氏の演説も変わりました。とくに、大学の多い選挙区で、学費・奨学金問題で学生と宮本候補との対話の輪ができるなど「希望ある未来」へ向けて語り合う光景も生まれました。大阪電通大の学生は学費無償化の訴えを聞いて感動し、何度も演説に足を運び、昼休みだけでなく、下校時にきてほしいとリクエスト。宮本氏は「みんなでつくり、みんなで訴える。(公約の)中身で団結し新しい政治をつくるという共闘の流れもできた」と振り返ります。

たたかってこそ勝機は開かれる
 選挙の大勢が判明し、宮本候補は及ばず、維新新人候補の当選が確実になった21日夜の宮本候補の記者会見では「与えられた条件のもと最善のたたかいだった」「野党の共闘が感動的なほど一日一日広がると同時に絆も強まった」と笑顔で言い切る宮本候補に支援者や各野党代表から大きな拍手が起きました。

 動画を見た人から「こんなさわやかな落選会見はみたことがない」「希望をありがとう」「ここから始まる!野党共闘」などたくさんのメッセージが寄せられました。

 宮本氏が会見でも発言したように「歴史上のどんな偉大なたたかいも、あらかじめ勝算があってはじめられたものはない。たたかう中でこそ、勝機はひらかれる」。そのことを浮き彫りにした3週間のたたかいでした。

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