浅草演芸ホールコミュの平成22年8月10日　昼席

-11時30分-
雷太　　「強情灸」
汗をたらたら流しながらの熱演でした。

瀧　川鯉　斗
このネタ、上方では「阿弥陀が池」っていうんですけど、こっちでは何って云うんでしょうか。この人は面白いです。なんか将来性を感じる明るさがあります。細かいくすぐりが素晴らしいです。いやーお金を出しても聞きたい噺家です。もっと聞いてみたいと思いました。この人の名前は覚えておきたい。

-12時00分-
マジック松旭斎八重子
助手のおじさんもだいぶうまくなりました。素人ぽっさがあるところがいいのか悪いのか・・。

落　語三遊亭　遊喜　　「看板のぴん」
この噺は誰がやってもはずしにくい噺です。

落　語三遊亭　遊史郎　「転失気」
前回の「真田小僧」より聞けます。

ギタレレ　漫　談ぴろき
自虐ネタからちょっとはなれていますが、基本的には自虐ネタです。

落　語三遊亭　圓　丸　「真田小僧」
うーん、ふつう　ですね。

-13時00分-
落　語三遊亭右　紋　　「犬の目」
この人のネタ初めて聞きました。いつもの給食ネタよりはいいかな。

俗　曲檜　山うめ吉
うめ吉さーん。

落　語　桂伸乃介　「長短」
お手本のような古典落語です。

落　語笑福亭鶴　光　「紀州」
ポンポンと流れがいいです。この人、ラジオ番組にずーと出ていましたが、そんなことは全部、芸の肥やしでしたって感じです。飛躍の仕方が素晴らしいです。古典の描写に対していちいちこんなことはこういうことでんがな。みたいなわかりやすい解説をしてくれます。ちょっと、くどいかなっていうのは大阪のこてこてのサービス精神なのでしょう。しっかり語らないといけない部分が早口だったので、この噺をはじめて聞く人にとってはわかりにくいところがありました。「われ徳薄うしてその任にあらず。」

-14時00分-
漫　才東京　太　ゆめ子
ゆめ子さん、昔はきれいだったんだろうなあ。この夫婦漫才もある意味自虐ネタでしょう。

落　語春風亭昇太　「短命」
僕は結婚したくないですよ、だって今の夫婦漫才見たでしょう。何、あの奥さんみたいなことを云ったら、ゆめ子さんが高座に上がってきました。会場大爆笑。

古典の昇太、ここにあり。自分が古典をやるとこういう風に復活できるんだよって言う彼の才能みたいなものが、溢れ出しています。また、そのセンスは悪くない。いい噺家になったなあ。また、枕がいい。石川遼君の話をしてましたが、はっきり云って、枕の面白い落語家は必ず大成します。枕に風刺の精神はまさに落語家の魂っていうものも感じます。「人間の幸せの量は決まっている。」彼の名言です。私もそんな気がしました。

落　語三遊亭圓雀　「浮世床」
苦味走ったいい男です。

曲　芸ボンボンブラザ－ス
いつもの
-15時00分-
昼の部主任
落　語三遊亭小遊三　「幇間腹」
実に卒がない。どんな落語だって最低限の仕事はしますと云う余裕を感じます。
---仲入り---

大喜利　　　　　　　　　　　噺家バンドにゅうおいらんず
デキシーランドジャズ
おじいさんの古時計→セントロイスブルース→賛美歌312番(慈しみ深き)→ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた→(　　？　　　)→ハロードーリー→タイガーラグ→聖者の行進
途中、メンバーが休憩に入って、小遊三と昇太の掛け合いトークが面白かった。充分満足でした。明日からは住吉踊りが大喜利となります。