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茨城Soybeanの会(仮)コミュの海外旅行のインスリン調節法

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海外旅行も大変身近なものになりました。つい最近も会員のHさんは家族でフロリダのディズニーワールドへ行って来たそうです。さて、海外旅行で問題になるのは時差の問題と飛行機のなかでのインスリンの調整法です。今回のテーマは海外旅行に出かけるときのインスリンの調節法です。

 まず、時差が3時間以内の時はインスリンの注射は普段通りでかまいません。日本にいても休みの日には朝ゆっくり寝ていることも多いはず。そんな時と一緒です。
 問題は時差が3時間以上の旅行です。時差が3時間以上の旅行ではインスリンの調節が必要になります。

 原則は、東へ行くときはインスリンを減らし、西へ行くときにはインスリンを増やします。増減する量は{時差(時間)÷24}×1日のインスリン量で求めます。
 例えば、1日30単位注射している人がヨーロッパへ行くときには時差が8時間なので
   (8÷24)×30=10
ですから、10単位増量します。逆に帰りは10単位少ない1日20単位で良いことになります。上記の原則にもとずき出発の時間や機内での食事のスケジュールなどを参考にして、低血糖と、極端な高血糖を起こさないようインスリン量と注射の時間を考えます。具体的な調整法を例示します。

 Aさんは毎食前に速効型を10単位、就前に中間型を10単位注射しています。朝10時に成田を出発してヨーロッパへ行くことになりました。一般にヨーロッパへ行く機内では出発後に昼食が、到着前には夕食が出されます。ヨーロッパの主要都市には夕方到着し、ホテルに夜チェックインとなります。こんな時には朝は普段通りの注射をし、昼、夕は機内でいつものように速効型を食前に注射、ホテルで夕食をとる時にもう1回速効型を注射すれば良いでしょう。中間型は就前に同様に注射します。

 帰りはたいてい機内で昼食がでます。昼食は夕食をかねており、食後すぐに寝ることになります。そこで、帰りは朝は普段通りとして、昼にいつもの10単位、中間型は1-2割少な目にしておきます。目が覚めると機内で朝食ですから10単位か少し少な目に。昼からはもとにもどしても大丈夫でしょう。

 同じ患者さんがアメリカへ行くときには飛行機はたいてい夜の出発です。夕食は午後9時頃になりますが、この時間まで待って普段通りの注射とし、すぐに寝る時間になりますから中間型も普段通り、もしくは少し少な目に。目が覚めると、機内で、朝昼兼用の食事となりますから、速効型をいつもどおりか、前の日の中間型がいつもより残っているので少し少な目に。夕食時からは普段通りで帰国まで日本にいるときと同じで良いでしょう。
 Bさんは中間型を朝16単位、就前に8単位注射しています。Bさんがモスクワに行くことになりました。モスクワとの時差は5時間ですから(16+8)÷24=5単位増やす必要があります。こういうときには普段は使っていない速効型を持っていき、夕食前に5単位注射するとうまくいきます。

いずれにしても、患者さんの治療法、行き先、出発の時間などによって異なりますから、海外旅行の相談をするときはフライトスケジュールを持参の上主治医と相談すると良いでしょう。

イーストクラブより引用!
旅行に行く際には、参考にされるとよいのでは?

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